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こんにちわ。トラジロウです!








今回から過去に私が働いてきた一部上場大手企業2社と少数精鋭のベンチャー企業在籍中の経験や実際の出来事をリアルエッセイで綴っていきます。




このリアルエッセイでは個人名や場所などの固有名詞は伏せさせて頂きます。


しかし抜本的な部分は私の実体験に基づきリアルに綴っていきます。




※壮大な長編作品になるため新卒入社した大手ハウスメーカー編をCP(チャプター)1として今回はその第一話となります。

現状の私の考えでは、


CP1:新卒入社ハウスメーカー編(今回がCPR1第1話)

CP2:中途入社ベンチャーリフォーム会社編

CP3:最後に在籍していた注文住宅営業マン編


という感じで私が過去経験した3社を、


チャプター1 ~ チャプター3


に分けて綴っていこうと思います。

大手ハウスメーカーに新卒入社!しかし。。

私が大学を卒業して最初に入社したのは知名度の高い一部上場の大手ハウスメーカーでした。

しかし大手企業は大体そういった傾向にありますが、、

総社員数が莫大な上に子会社なども多岐にわたるため、


キャリアとノンキャリア


という線引きがありました。

もちろん当時の私は入社の段階でそんな事実があるとは夢にも思ってませんでした。


私はノンキャリアの社員でした。


当時この大手ハウスメーカーでは、


営業、企画開発、設計、工事、


と大きく分けて4部門ありました。

この中で「営業部と企画開発部」は、


キャリア籍社員


が約9割を占めていました。

私の入社ルートである設計部と工事部は、


ノンキャリア籍


としての入社ルートしかありませんでした。


なぜそんな理不尽な構成にしていたのか今でも全く意味不明です。。

他にも例えばインテリア籍の社員、エクステリア籍社員、アフターサービス籍社員、、

など、いろいろでした。。

当時、その大手ハウスメーカーは子会社をいくつも抱えていました。

その様々な子会社ルートで多数の社員が入社してきました。

なのでグループ内での異動などもあり無秩序な多国籍軍状態でした。

しかし、、


元々のはこの会社に在籍中はズット付いてきます。


なので私が仮に営業になったとしても給料体系はそのままです。。

すなわち、


全く同じ仕事でもキャリア籍とノンキャリア籍の私では給料体系が異なります


わかりやすくまとめるとこんな感じです。


キャリア社員➡給料が高く一流大学卒が多数(最低六大学以上)

ノンキャリア社員➡給料が標準的で中堅大学卒が多数(専門卒も可)

給料体系の違いで生じる理不尽で悲しい過去

その一部上場大手ハウスメーカーの設計部で7年目を迎えていた時の話しです。

私は営業の新人が研修で同行につくことがよくありました。

キャリア籍社員である営業マンが新人の時いろいろと世話をしてきました。

そのため会社主催の忘年会などで新人の頃私に同行していたキャリア籍の営業マンたちと一緒になると、




「トラさんには新人の頃いろいろお世話になり本当に感謝してます!
今日はこの後キャバクラでハジケましょう!」








というシチュエーションになったりします。(^^;)


そのキャリア籍営業マンは入社4年目で年収は800万ほどです。


私は設計部のノンキャリア籍のため入社7年目で年収450万でした。。


なので私はその後輩営業マンに、


「オマエと違って俺はノンキャリアだからさ。。
キャバクラで夜通し遊べるような金は無いんだよ!
、まあ俺の分も楽しんでこいや!」


と言って話しが終わってしまうことがほとんどでした。

年収450万が悪いということではありません。


一晩数万円以上かかるような夜遊びをする余裕は無い訳です。


皮肉なことに当時の私は成績も人当たりも良かったので
(自分で言っちゃってすみません(^^;))

当時は新人教育担当に任命されていたためこのようなケースが多々ありました。。


でも、、

さすがに後輩にオゴッテもらう訳にはいかないので。。

一緒に夜遊びをした記憶は一切ありません。

典型的サラリーマン上司と赤色の管理台帳

入社から4年間は工事課(施工管理課)で現場監督でした。

そして早くも3年目で


優秀現場監督賞を受賞


し順調に仕事をこなしていました。


しかし徐々に、


ビップ物件や難客を持たされるようになり


いろいろと激務化し行き詰って行きました。。


当時、私の所属していた住宅部門の現場監督はお客様の管理台帳を工事カバンに縦に入れて持ち運んでいました。

そのためカバンから顔を出している管理台帳の数でその現場監督がどのくらい大変かが一目瞭然でした。

ベテランの工事監督(役職者の場合)は10冊位の管理台帳を持っているため一目で大変そうなのがわかりました。

管理台帳は通常水色なのですが

難易度激高、顧客がすごく細かい、近隣にヤクザが住んでいてる、、

などの難しい物件の管理台帳は、


一目でわかる赤色の台帳になっていました。


目立つので危険な物件であるということがすぐにがわかります。


何と私はわずか3年目にもかかわらず、




管理台帳が10冊を超えてカバンがパンパンな上に半分以上が赤色の管理台帳となっていました。。



当然のことながら私の成績は落ち込みました。。

さらに休みも出社せざる負えない情況となってしまいました。


なぜなら細かい顧客や難しい物件などの担当になればとにかく時間を奪われてしまうからです。

超細かい顧客は「お客様アンケート」などで私が完璧かつ誠心誠意


通常の顧客の数倍の労力を注いでも決して「満足」に〇をしません。


下手すると不満足に〇をされた上に備考欄にものすごい書き込みをされます。。


営業と違い受注数字といった明確な判断基準がない技術系社員にとって、


この顧客満足度アンケートは成績に占める割合が高く


私としては非常に厳しい状況に追い込まれた訳です。


当時のベテラン先輩社員たちよりも活躍してましたからね(^^;)


さらに自己保身しか考えていない当時のダメ課長は難物件やクレーマー顧客を役職者ではなく私に割振ってきました。

さすがに私も


「課長、、さすがに私も厳しいですよ!
係長か主任を担当にしてくださいよ。。
本来VIP客や難物件は役職者対応じゃないですか?
私はもう完全にパンクですよ!」


、、と言っても、


「いや~、トラジロウ君、頼むよ~!
君は顧客対応すごくうまいだろ!
君じゃないとまとめられないんだよ。。」


確かに当時の課長や係長たちは、、

会社の仕組みが年功序列のため自動的に昇級して給料が高いだけで全く仕事が出来きませんでした。

なので普通の顧客でもクレームを出してしまうような上司でした。。

そんなこんなで徐々に嫌気がさす日々は続いてました。


※第➁話>>「ヤクザと土佐犬」に続きます。(^^)/




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