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前回の>>独裁国家!東京第三営業所でも綴ったとおり、誰もが恐れる最悪な部署への異動が決まり意気消沈する私。。

さらに追い打ちをかけるように給料体系変更に関する空虚で無意味な会議が開催されることになりました。







とにかく入社してから7年以上にわたり、、


いくら頑張っても、、

いくら成果を出しても、、

うまくいかないし報われない。。。


今回綴る話しも大手企業では「会社員アルアル話し」ですが、、、

いい加減に転職をする決意が固まってきていました。




本体新築部門出向組の私と倒産した関連会社籍社員との逆転格差

来月からいよいよ「独裁国家東京第三営業所」への異動が決まったものの、パワハラで独裁者と恐れられている樋口所長(仮名)から何の連絡も無いまま忙しい日々を過ごしていました。

そんな中、続木課長から通達があり、


報奨金の歩合率変更に関する会議


が特販課の営業マン約10名とトータルイノベーション㈱の役員参加で行われることになりました。

しかし、、

そもそも私と佐藤は本体のファミリーホーム㈱(仮名)という大手ハウスメーカーに所属しており、子会社でリフォーム部門のトータルイノベーション㈱(仮名)には出向扱いで配属されています。


大手ハウスメーカー100%出資の直系子会社でありながら、この特販課だけは自社住宅は扱えないという営業マンにとって最悪な部署です。


しかもこの特販課のほとんどが元グッドホームの社員で構成されています。

グッドホームとは新築部門時代に私が聞いたこともなかった関連会社で、


社員の質も会社の仕組みも全て劣悪だったため倒産


してしまった会社です。

そんな元グッドホーム籍の社員の給料は、私や一緒に出向してきた同期の佐藤よりもなぜか高く設定されていました。

基本給も我々より数万円ほど高い設定になっており、一番納得がいかないのは営業マンの命でもある報奨金の歩合率が

私と佐藤の出向組は


完工粗利額の1%(累計売上による変動無し)


と、ありえない低い数字なのに対して元グッドホーム籍社員は


完工粗利額の5%(累計粗利額1000万超えると7%にアップ)


というものでした。

なので具体的に言うと私と佐藤は月給総額29~31万円ほどでしたが、

元グッドホーム籍の社員は、

33万~50万円と、同じ社員でありながらあまりにも理不尽な格差があり、

しかもどっちが本部出向組かわからない逆転格差状態になっていました。

特販課会議開催に至った経緯

トータルイノベーション㈱は大手ハウスメーカー直下のリフォーム部門でありながら

われわれ特販課に関しては


自社住宅以外を受注しなければならない


という圧倒的に不利で残酷な部門です。

そのため自社の住宅を受注出来る他の営業所の営業マンたちと同じ給料体系ではあまりにも理不尽だと声をあげてきました。

そしてようやく執行部から声がかかり、歩合率を一部改訂することになりました。

しかし、、これはあくまでも


元グッドホーム籍の社員に限ってのことでした。


新築部門からの出向組である私と佐藤に関しては無関係でした。

腹立たしいのとやり切れないのとで私は続木課長へ意見しました。


<私、>
「続木課長、今回の歩合給変更会議ですが、私と佐藤は無関係ってあまりにも酷くないですか?もともとグッドホーム籍の続木課長たちとは5倍から7倍も歩合率が違っていて信じられない状況なのに、、さらに今回全く無関係な我々がその会議に出席しなければならないのですか?」


<続木課長>
「トラジロウ、、まあ、そんなこと言うなよ。長峰専務(仮名)も参加するんだから欠席はイメージ悪いよ。。そもそも勤務時間中の正当な会議なんだから自分の給料に関係無いから出たくないなんて通らないだろ。」


<私、>
「ホントに社員のこと全く考えてないですよね、、あきらかに給料格差が大きすぎるし、大手ハウスメーカーといっても規模がデカいだけで何にも機能してないし。。まあ今度転職するなら大手企業はもういいですわ。。」


続木課長は私がパワハラ所長のいる東京第三営業所に異動することは当然知りながら、私に未だにその話しをしてきません。




パワハラの樋口所長が恐ろしくて極力接点を持ちたくないのはわかるけど。。

一応直属の上司なんだから一言くらいネギライの言葉でもかけて来いよ!




と心の中で思いましたが、、これ以上話しても無駄なのでヤメました。

続木課長も大手企業の中間管理職にドップリと浸かっている典型的なタイプでした。


下に強く上に忖度(ソンタク)するタイプ。

空虚で無意味な特販課会議

同期の佐藤にこの話しを報告すると、


<佐藤>
「えッ!やっぱりそうなんだ。。俺もうこの会社辞めたいよ。俺も真剣に転職考えなくちゃなあ。。」


と佐藤も完全に意気消沈してしまいました。

しかし、一応どうであれ特販課の署員なので、全く意味無いですが仕方なく会議に参加することにしました。


会議は長峰(仮名)専務取締役が来て合計11人で行われました。

私と佐藤は一番端っこの目立たない席にヒッソリと座って、ただただ時計を眺めながら


空虚で無意味な時間を過ごしました。


約2時間以上にも及んだ会議は遂に最終段階に入り

長峰専務取締役が決定事項を読み上げました。


<長峰専務>
「それでは最終決定を発表します。次月より累計完工粗利額が1000万円を超えた部分に関しては現規定の7%を10%に改訂します!」


ウオーッ!!!


、、と歓喜の雄叫びが会議室に響き渡り、特販課の皆が立ちあがって拍手をし、お互いに握手をして大盛上りとなりました。

私と佐藤は端っこで静かに座ったまま下を向いていました。。

あまりにも対照的な姿に気づいたのか?長峰専務が、


<長峰専務>
「おい!どうした二人とも!嬉しくないのか?」


と言ってきたので、私は低い声で


<私、>
「そもそも私と佐藤は新築からの出向組みなので歩合率は一律で完工粗利額の1%しかありません。今回の会議で決まったことは私たちには全く関係ありません。」


<長峰専務>
「えっ?!。。そうなの、、」




ふざけやがって!俺たちの給料格差のことも知らねーでこの会議やってたのかよ?もう何もかもホントやんなってきた。。

会議を終えて転職を真剣に考える私と佐藤

会議が終った後、特販課社員は長峰専務と飲みに行きましたが、、

私と佐藤はスッパリと断ってトボトボと帰りました。


<佐藤>
「他の会社でもサラリーマンは所属部署によって理不尽だったり運に左右されることってすごい多いんだろうね?」


<私、>
「今回の件はさすがに俺たちカワイソすぎる感じがするけど。。他の会社でも「給料格差」みたいな理不尽なことや不可解なことはあるだろうね。でも俺はもうこの会社辞めたいよ。。なんか疲れたし。。長峰専務ってバカだよね。俺たち全く給料体系違うの解かってなかったよね。。ああ、、そうだ!オレ来月から東京第三営業所に異動だから。。」


<佐藤>
「ええっ!!マジで?!俺一人にしないでくれよ~、、ていうかオマエの方がヤバイんじゃね?超パワハラの樋口所長のトコだろ?トラジロウ大丈夫か?俺なら辞めるな。。それは耐えらない。。」


佐藤といろいろ話しをしながら会社に戻ってくると、、



事務の女性社員が私に声をかけてきました。


<女性社員>
「ああっ!ちょうどよかった!トラジロウさん!3番に東京第三営業所の樋口所長からお電話が入ってます!」



次回>>第16話に続きます。




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