こんにちわ。トラジロウです!。
前回の>>パート1からの続きです。
今までビズリーチのプラチナスカウトを筆頭にあらゆる面接や転職就職活動を行ってきた私。。
私は転職就職系のエッセイブロガーでもあるため、より積極的に面接面談などを受けてきた訳ですが。。
そんな中、遂に何だかすごくワクワクするような企業と巡り会えた私は本気で就職する自分の姿を思い浮かべ始めていました。
フレキシブル社長との面接
私はフリーランスとして単発の建物診断の仕事を請け負っており、その業務終了後いよいよサンライズリノベーションに向かいました。
建物診断の仕事が長引いたこともあり、私は約束の六時には間に合いそうにない状況となっていました。
その車中で、私は昨日の中松社長(仮名)の言葉を思い出していました。
「六時から七時の間にお待ちしてます」
って言ってたけど、、
すごくスムーズにサラッと言ってたよな?
ユルイこと言ってても結局最後は目くじら立てる人が多いけど今回の中松社長は全く無理して言ってる感じじゃなかったよなぁ。。
、とそんな事を考えている間に渋滞にハマってしまい、、
結局到着したのは6時25分という、、何となく気まずい時間となってしまいました。。
しかし、、
そうは言ってもこの件でもしも中松社長が少しでもイヤな空気をかもし出せば、結局は今までのアリキタリの社長たちと同類な訳ですから
少しでもトキメイタ私がバカだった、、
と次に目を向けようと思っていました。
そして到着した私は受付に面接で来た旨を伝えると、すぐに応接室に通されました。
しばらくして中松社長が現れました。
<中岡社長>
「はじめましてトラジロウさん。ようこそお越しくださいました!」
、、と、にこやかに挨拶をしてきました。
えっ!!この人が社長?!何だか職人ぽいけど。。
もちろんわずか十数人の会社の社長ですから、大企業の社長のようなイメージを持っていたわけではありませんが、、
<私、>
「トラジロウと申します。本日は遅れてしまいまして申し訳ありません。。」
すると中松社長は全く気にする様子も無く、、
<中岡社長>
「ああ、ぜんぜん問題ないですわ。車で現場から現場へ飛び回っていたら遅れてしまうことだって当然あります。私はお客さんにも時間は前後します!と言って接してますし、もしも五分十分遅れたぐらいで目くじら立てて怒るような客がいたらそんな客は相手にしません。だっていい意味での対等なお付き合いが出来ませんからね。ああ、、もちろん正当な理由があって遅れた場合の話しですよ。」
確かに、住宅系の営業マンは今日決めなければならない仕様などがあった場合、次のアポイントを遅らせてでも絶対に決定しなければならないケースがシバシバあります。
他にも何とか終わらせて次に行こうとした瞬間に近隣クレームで突如足止めを食らったり、、
さらには渋滞に巻き込まれて想像以上に時間がかかってしまったり、、
なので私も長年住宅業界で働いてきた中で、ブッチャケ遅刻してしまったこと(寝坊とかパチンコが出てて、、とかは一切無いです)はたくさんあります。
なので中松社長が言うように、もしも正当な理由を説明したとしても
遅刻したことでキレてしまうような客とは付き合わない
というのは私も同感ですし、過去に部下にもそう教えてきました。
もちろん遅刻しないほうがイイのは当然ですけど。。(^^;)
直行直帰OKってホント?!
そんなこんなで、、
今まで数多く経験してきた面接面談とは違った異次元の、、というか新鮮な社長面接が展開されていました。
求人情報の内容に関してもいろいろ質問したいと思っていました。
<私、>
「社長!私は御社の求人情報を見て本気で入社してみたいと思いました。なので何でも質問してよろしいでしょうか?」
<中松社長>
「もちろんです。何なりとご質問してください!」
<私、>
「直行直帰OKってホントですか?もちろん楽しようと思って言っている訳ではなくてフレキシブルに働けるというのが私の第一条件です。
私は会社から管理されなくても常に仕事のことを考えているので、休日でも早朝でも夜中でも実質的に必要なことであればいつでも動ける準備をしています。
過去の会社でもそのようにしてきましたし数々の結果も出してきました。
しかし御社のように働き方改革に最もウトイと言われる住宅業界にもかかわらず直行直帰OKを前面に掲げているのは素晴らしい事だと思います。」
すると中松社長は静かに微笑みながら、
<中岡社長>
「私自身が拘束されたり指示されてやらされるのがイヤなんです。
昔ながらのサラリーマン気質じゃないんですよね!
実は私20代の頃はずっと職人やってたんで30過ぎるまでネクタイをしたことすらなかったんですよね。。」
う~ん。。ヤッパそうか!職人ぽいもんなぁ~。。
と思いながら、無理している感じが全くない自然体の中松社長に好感を抱いていました。
<私、>
「他にも夜遅くまで打合せの場合、翌日は午後出勤OKというのもホントですか?」
<中松社長>
「もちろんです。だって眠い状態で働いても効率悪いでしょ!ミスも多くなるし。
私はサラリーマンにありがちな社交辞令は大嫌いです。
求人情報に書いてあることは全て社長の私が自ら推奨していることです。」
<私、>
「う~ん。。すばらしいです。。合理的な方が良いとわかっていても実際に経営者の立場ですと御社のようなスタンスを社長自ら発信するというのは大変勇気のいることだと思います。
住宅業界の非合理的なところに嫌気がさして働き方改革を掲げている私でも、仮に自分が社長で朝一会社に来ているのが私だけだったらチョットやるせないかもしれません。。
社員が朝一から現場へ直行して真面目に働いている事実があったとしても。。」
中松社長の合理主義の原点とは?
中松社長は職人っぽい見た目や関西弁マジリの荒削りな話し方とは裏腹に
意外に合理的でスマートな感じを受けました。
結局2時間以上いろいろとザックバランに話し合いましたが、
終盤に中松社長が合理性を追求するようになった原点を話してくれました。
<中岡社長>
「まあ、、私も社長就任当初は偉くなったと勘違いして社員をザツに扱ったり少々パワハラめいたことをしてしまった時期も正直ありました。。
そして社員から反発を食らったり辞められたり、、でも、
人は宝っていいますけどホントに身にしみましたよ。。
特にウチみたいな小さな会社で働いてくれてるっていうこと自体に感謝しなくちゃってね。。
でも建築業界も住宅業界もまだまだ非合理的な化石企業が多いんですよね。だからこそ合理的に無駄を省いていけば大手企業にも勝てるんじゃないかって最近思ったんですよね!」
<私、>
「ということは最近まで御社の方針は現在の魅力的なそれとはかなり違っていた訳ですね。」
<中松社長>
「正直その通りです。。でも、神様は見てますよね。
しっかりと心を入れ替えた瞬間に今まで切望していた建築業界ですばらしい経験と実績をお持ちのトラジロウさんがこうして来てくれている訳ですからね。。
これも何かの縁だと思います。」
といった感じで、かつてないほど順調に面接は進み、
ぜひともすぐに働いてほしいと中岡社長に熱く切望されました。
今まで表面上働き方改革を掲げている風な企業や社長と数多く接してきましたが、
でも綴ったように本気で合理性の追求に至っている企業は皆無でした。
もちろん大手企業の場合はトップダウンがあったり、規則の改訂がそう簡単には出来ないため
なかなか難しいとは思いますが。。
そうはいっても2年近く非会社員(非サラリーマン)としてヌルマ湯にドップリ浸かっていた私は即答する勇気が出ず
少し時間を欲しいと告げてその会社を後にしました。。
いざ現実に直面すると、
ホントにこの会社でいいんだろうか?
実際に内情はどうなんだろうか?
、、といろいろ不安はあります。
2016年の年末に大手企業の会社員(サラリーマン)を辞めた私は
ついに観念してサンライズリノベーションへの入社を決めるのか?
次回はいよいよ☟最終章です!
>>スプリング転職の面接確約オファーで遂に再就職決定!~最終章~
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