こんにちわ。トラジロウです!。
先日の12月21日に、平成29年度一級建築士合格発表がありました。
思えば、、、私の一級建築士試験への挑戦は、
平成14年、魔の一級建築士試験の衝撃からの始まりでした。
絶望の淵に落とされ、あまりの空虚感と無念さから、、
もう二度と一級建築士試験は受験しない。。。
、、と、当時まだ20代の私は決意しました。
しかし、満を持して新試験制度が平成21年に始動すると、ようやく正当で適正な試験へと改善されました。
完全に理不尽さを払拭し、正当な試験へと変貌を遂げたことを確認した私は、
平成26年
40代という重いハンディを背負っての再挑戦を決意しました。
再挑戦に至るまでの大変長い道のりでした。。。
今年の一級建築士試験を振り返って
今回の平成29年度一級建築士設計製図試験は、
私のブログで、ダントツのトップ記事となった
40代角番で臨んだ一級建築士試験から一夜明けて思うこと
でも綴ったように、正当な新試験制度とは思えない衝撃の内容でした。。。
40代になってから年々記憶力や閃きが急激に衰えれきた私にとって、、
これは致命的な状況でした。。。
8月と9月に受講していた資格学校の課題でも、
たとえば上記の➀のような図面配置指示であれば、問題なくこなせていましたが、、、
➁のように、少し意地悪な配置指示にされただけで、、、
どんでもない弊害があちこちに出てしまい、
一気にランクⅣ(失格)的な状況まで陥ったりしていました。
資格学校の先生にも
「トラジロウさんは、すごく実力あるのは認めるけど、たまに信じられないような壊れ方するよね?!」
、、と適確なコメントを頂くこともありました。。。
もちろん若い受験生でも、➀より➁の方がやりにくいし、ミスを併発する恐れはありますが、、、
私の場合、その傾向はより顕著に出ていました。。。
しかし、、もし実際にお客さんに出す図面であれば、当然➀の図面配置です。
そもそもこのような意地悪をする必要は無い訳です。
あくまでも、一つの例ですが、、、。
今年の設計製図試験では、ありえないほどの揺さぶりや意地悪な仕掛け、、
さらに、不明瞭な設問や大量の要求事項、出題形式大幅変更など、、、。
新試験制度発足時に中央建築士審査会が公表した
受験生に過度な負担を強いることの無い内容とする
といった、
6時間30分という時間内に一定レベルの受験生であれば、おおよそ完成し、かつ見直しも出来る程度のレベル
とは全く乖離した不合理な内容となっていました。
今年は、完成かつ充分な見直し時間が取れた受験生はほぼ皆無です。
12月21日の一級建築士試験合格発表を迎えて
そして迎えた合格発表当日、、、。
どうしても自分が合格している気がしませんでした。。
しかし前夜は、朝まで眠りに就くことが出来ず、、、
その日は、昼過ぎまで寝てしまっていました。。。
ようやく目を覚ました私は、タブレットを手に取り、
試験元のホームページから
東京の合格者リストを恐る恐る見始めました。
9枚の合格者リストに、ザッと目を通しました。。。
私の名前は見当たりません。。。
もう一度、、、
しかし、、、やはり私の名前はありません。。。
さらに、もう一度、、、、。
今までの様々なシーンが走馬燈のように脳裏を駆け巡りました。。。
数分ほど経って、私はようやく現実を受け入れました。
私の一級建築士は幻に終わりました。
二度とやらないと誓ったあの日から、、、
新試験制度発動、中央建築士審査会の公表を信じ、
そして思いハンディを背負っての再挑戦を決意し、、、。
期待はしていなかったものの、いざ現実を突きつけられた瞬間、
かつてないほどの失望感と無念な思いから、、
その日は一日中言葉を発することは出来ませんでした。
今後の私は、、、。
残念ながら、、、
今後私が一級建築士に挑戦することはもうありません。。
決して自暴自棄になって言っている訳では無く、、、
今年は、記憶力だけでは無く、さらに目も一気に衰えてしまっていました。。。
製図用紙の薄いグリット線の上に線を引くことが出来なくなりました。。
仮に今年の試験が、去年,一昨年以前のような正当な試験だったとしても
「何でこんなミスするんですか!」
、、と、受験生仲間や先生を驚愕させるような自爆ミスを犯す可能性も充分ありえます。。。
やはり、、特に製図試験は高齢者には圧倒的に不利だと思います。
でも、、ホントにこの試験は恐ろしくて残酷ですよね。。。
超難関な一次試験の学科合格を果たしても、、
実はそこからが本当の地獄への始りだということ。。。
二段階選抜の恐ろしさを知らしめられ、、、
結果的に負のスパイラルにドップリと浸かってしまった私。。
私に残された選択肢は、この試験との決別しかありません。
応援と共感を頂いた皆様へ
マイナス思考なことばかり言っているといけませんので、、、
良かったことも書かせて頂きます。
今回の私の魂のブログが、大変共感を頂きまして、、
私はコメント欄を設けていないのですが、、、
お問合せフォームから、、
「私の気持ちを代弁してくれてありがとうございます!」
「ついつい何度も同じ記事を読んじゃってます!」
のようなコメントを結構頂きました。
みんなホント辛いんだなあ、、、と思いましたし、
一生懸命綴った甲斐があったとすごく勇気付けられました。
返信すると私の本名の入ったアドレスでの返信になってしまうので
返信は出来ませんが、、、。
本当に有難うございます!
合格されていた方々には心からお祝い申し上げます!
残念だった人も、私も同じなのでプラス思考で頑張りましょう!(^^)/
来年は絶対に正当な試験に戻ると思いますよ!
私のブログは、合格発表の12月21日前後は通常時の5倍近いアクセスがあり、
しかも、ほぼ一級建築士のカテゴリー記事に偏ってました。(^^;)
残念ながら不合格となった今、負け犬の遠吠えにしかならないので、
今後は、ブログで今回の試験に対する発信は出来ません。。。
でも、、特に今年私と一緒に受験して不合格になった方々は、絶対に頑張って若いうちに合格してください!
私のように、一定の年齢を超えてくると、正直一級建築士試験に合格するのは相当厳しいと思います。(特に製図試験は。。)
私の代わりに絶対一級建築士になってくださいね!(^^)/
※1/26追記
私の試験結果の講評は☟下記の記事で少し触れてますのでご覧ください。
>>>いろいろ近況報告!英会話講師ルビー先生もビックリ・・
このブログを知らない応援してくれた家族へ
一番ツラいのが応援してくれた家族への報告でした。。。
私の威厳を保ちたいのと、落ちた時のショックを少しでも和らげてあげたいのとで、
「いや~、今年の試験は、サッパリ解らなかったから正直厳しいかも。。」
と伝えてはいましたが、、
やはり、不合格と伝えた時は相当ショックを受けていました。。。
ホントに申し訳ない気持ちで一杯です。。。
私が大手不動産会社を退職していることも、、
このブログを書いていることも、、、
未だに家族は知らないので、、
ここでお詫びを綴っても仕方ないのですが、、、。
私の誕生日にもらった応援写真フレームや、、
もう絶対に入ることが無い片側白目のダルマ、、、
どうしよう。。。。