Pocket

こんにちわ。トラジロウです!

前回からの続きです。転職活動で忙しい最中、魅惑の美人受付嬢の白鳥さんから突然相談を持ち掛けられました。

今まで美女から予告無く声掛けされた経験が無かった私は大変戸惑いました。。

通常、美女から相談を持ち掛けられれば嬉しいはずですが、、

しかし白鳥さんの私生活は謎に包まれており、社内では様々なウワサも飛び交っていたため少々複雑な心境でした。

※前回の>>第20話の最終章がリライトされていますのでそちらからご覧下さい




謎多き美人受付嬢

受付嬢兼事務の白鳥さんは、年齢は当時26~28歳くらいで落ち着いた雰囲気の物静かな女性でした。

彼女は東北出身の清楚系美女で、スラリと伸びた足と透明感のある透き通った肌は誰もが目をひく存在でした。

さらに癒し系オーラも兼ね備えた彼女は結婚したい女性ナンバー1と密かにささやかれていました。

もし、仮に

【ミス・トータルイノベーション株式会社】

などというミスコンがあれば最低でもファイナリストに残ること間違いなしの女性でした。

もちろん当時そんなミスコンはありませんでしたが。。

しかし一方で、

パワハラ樋口所長と付き合っている

や、

六本木のクラブで週末ホステスをしている

など、様々なウワサがありました。

ブッチャケこれだけ綺麗な女性ですから週末にホステスをやっていても全然問題ないかと私は思いますが、

当時は今から15年以上前の話しなので、まだ副業やそういった事に対して厳しい時代でした。
(まあ、、今でもOLとホステスの2足のワラジを容認してる企業は無いと思いますが(^^;))

彼女と私はそんなに接点はありませんでしたが、

私がトータルイノベーションに異動当初の特販課で苦戦を強いられていた時に

「トラジロウさんは説得力があってよく通るイイ声をしてらっしゃるから絶対に優秀営業マンになると思いますよ!頑張ってくださいね!」

などと優しく声を掛けてくれたりする癒し系マドンナでした。

そんな褒め上手でさりげない振る舞いの出来る彼女のファンは、私も含め当時は大変多かったと思います。


白鳥さんが、ふと、ななめ上を見上げる魅惑的なしぐさは




今でも鮮明に私の脳裏に焼き付いています。

美女とパワハラ所長


当時、トータルイノベーション東京支社から歩いて5分ほどのところに噴水広場と池のある楓公園という大きな公園がありました。

会社内には白鳥さんと二人きりで話が出来る場所が無かったので

白鳥さんからその公園を指定され、私は昼過ぎにそこに向かいました。


到着した私は公園内を見渡し、白鳥さんの姿を探しました。


すると、、




ブランコの脇にひっそりと佇む白鳥さんを見つけました。

その艶っぽく魅惑的な雰囲気に見とれてしまい、、

すぐに声を掛けられなかった私でしたが、、

しかし、、

単なる相談に乗るためだけにここに呼ばれていることを思い出し、

我に返った私は白鳥さんに声を掛けました。

<私、>
「お待たせしました。私に相談って何でしょうか?」

<白鳥さん>
「トラジロウさん、、お忙しいところ本当にごめんなさい。
樋口所長と中沢支社長のこととか、、いろいろと相談にのって頂きたくて。
実は私、樋口所長とお付合いしているんです。
ご存知かもしれませんが。。
なので周りの社員たちも一歩引いているといいますか、女性社員も含めて親しい人がいないんです。。」

<私、>
「噂では聞いたことがありますが、、ホントなんですね?!
ブッチャケ、、何で、、いやっ、、樋口所長に何か脅されているとか?!っていう事では無いんですよね?」

ウワサには聞いていましたが、事実と知って私はビックリしました。

それとともになぜか大きなショックも受けました。。

う~ん、やはりオレも美しい女性には弱い。。

なんだろう、、何か胸が苦しいけど。。

別に彼女と私は何の関係も無い訳です。。

しかし白鳥さんから樋口所長と付き合っていると直に告発され、何だかすごく切なくなってしまいました。。

しかし気を取り直し、開き直ってガンガン質問をしていくことにしました。

<私、>
「すみません、、私も白黒ハッキリさせて話すタイプなので気を悪くしないでほしいんですが、パワハラの樋口所長のどこがいいのでしょうか?
あと、、私は樋口所長に対してムホンを起こしている、、いわば樋口所長にとってテロリストな訳ですが、そんな私が彼女の白鳥さんから相談を受けるっていうのは。。なぜなんでしょう。。」

<白鳥さん>
「私はトラジロウさんには当初から他の人には無い何か大きなオーラを感じていました。声のトーンとか、話し方もそうですけど真っすぐなところとか、、よくわからないのですが、この人は信用できる!って思える人なんです。うまく説明出来なくてごめんなさい。。」

<私、>
「まあ、、確かにそんな風に言われることはありますけど、、
お客さんにも会社の仲間にも、、
でも、、ハッキリ言って女にはモテません!
白鳥さんに彼氏がいると聞いて何となく一人のファンとしてショックな思いは隠しきれません。。」

、、と、ちょっとしたブレイクトークを入れると、

白鳥さんはクスッと笑顔を見せ、

何となく二人の距離は一気に縮まりました。

そこからはザックバランに白鳥さんからいろいろと相談を受けました。

人事部からの聴取と様々な告発

白鳥さんの話では、樋口所長と最も関係の深かった長峰専務取締役(仮名)が先月解任されたことでその求心力は一気に下降したそうです。

まあ、、大手企業だといろいろな派閥があったりしますからね。。

さらに最近の樋口所長が急に大人しくなったことに関して、私の一連のテロ行為も裏では相当評判になっているらしく、、

私に直接樋口所長との事を聞いてきたりする人がいなかったので、裏でそんなに評判になっているとは全く知らなかったのですが。。

圧倒的な独裁者として君臨していた樋口所長も、勢力が弱まった瞬間に

今まで沈黙していた多数の所員の告発や人事部からの聴取を受け一気に失脚させられてしまったようでした。

今まで誰も声をあげられなかったのが一気に大問題に発展し、樋口所長は窮地に追い込まれていきました。

<白鳥さん>
「私も以前から彼のあまりの傍若無人な振る舞いをやめるように言っていたんですが、、完全に歯止めが効かない状態で私の言う事も全く聞いてくれませんでした。。今はすっかり勢いがなくなってしまって別人のようになってしまっています。。」

<私、>
「それに関しては申し訳ありませんが同情の余地はありません。
自業自得としか言いようがありません。。
しかし、、そんな樋口所長でも白鳥さんにとっては良い所もあった訳ですよね?
そうじゃなかったら白鳥さんのような人があえて樋口所長とお付合いしませんよね?」

<白鳥さん>
「昔はこんな人じゃなかったんです。。多少気が短いところはありましたけど、、私には優しくて、、何でって思いますけど、、長峰専務と知り合って実力もそれほど無いのに所長に就任したあたりから人格が変わってしまったんです。。」

<私、>
「まあ、、ハッキリ言って男なら白鳥さんのような女性には誰でも優しくするし、いいトコロを見せようともすると思います。」

<白鳥さん>
「何で樋口所長と付き合ったのかホントにわからないです。。でも、、私にとって彼は良いところがあったんだと思います。」

<私、>
「男と女は理屈じゃないんだと思いますよ。
私は逆に男性女性問わず皆から頼りにされたり相談を持ちかけられたりすることは正直結構あります。
しかし、さっきも言いましたがブッチャケ白鳥さんのような綺麗な女の子にはモテませんでしたね。。残念ながら。。」

<白鳥さん>
「え~、、そんな風には思えないですよ。。良い出会いに恵まれていないのかもしれませんね。
、、でも、確かに男女関係は理屈では割り切れない不可解なところがありますよね。。」

<私、>
「ハッキリ言って白鳥さんは才色兼備な正統派女性なので、
それゆえにダメ男好きなところがあるんだと思います。
すごい失礼なことを言って申し訳ないんですが。。
自分がしっかりしている分ちょっとな男性を好きになってしまう人なんだと思います。
私が以前通っていたスナックのママもそうでした。。
美人でシッカリもので誰もが憧れる存在でしたが、、
ある時たまたま彼氏を見る機会があったんですが、髪型もボサボサでポケットの下地がハミ出てたり、、
そもそも超イケてない彼氏でした。さらに裏口からママに金をセビリに来てましたね。。
我々ファン一同愕然としましたけど。。」

といった感じでザックバランに白鳥さんとの会話は展開していきました。

パワハラ所長の次はセクハラ支社長?!

昼休みも残り10分ほどになってしまい、、

白鳥さんとの会話は大変弾んでいて私としては最高に楽しい時間ではありましたが、、

そもそも何をそんなに真剣に相談したいのかをたずねました。

<私、>
「ところで、、私に相談したいっていうのは何なんでしょうか?」

<白鳥さん>
「実は私、、中沢支社長からしつこく誘われてまして。。
というのも私、週末だけホステスをしていたんですが、、
たまたまそこに中沢支社長が関連会社との接待かなにかで来た時に運悪く私を見つけて、、
それ以来しつこく誘われたりしていて、、
でも、、もちろん会社には内緒でやってるし、、
支社長の誘いを無下に断ったりするのも怖いし、、
もう今はホステスはやっていないのですが。。」


え~ッ!パワハラ所長の次はセクハラ支社長?

もう訳わからんし、そもそもオレに関係ないじゃん。。

なんでそんなことオレに相談してくんの??


ということで、

何なんでしょう。。

もう後7日間で退職だというこのタイミングで、

しかも転職就職活動も佳境に入っている情況で。。

いくら美女からの誘いとはいえ他人の彼女の相談に乗っている場合じゃないんじゃ??

と思いながら、

次回>>第㉒話に続きます!







Pocket