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こんにちわ。トラジロウです!

前回>>第89話からの続きです。

イケメン部下の高橋が転職5カ月で遂に会社を退職しました。

いなくなってみるとボッカリと穴が開いたように、、

何だかすごくさみしい気持ちになりました。

高橋は電話番号を変えたようで音信不通になってしまいました。

そんな中、上田営業マンが私に衝撃の内容を告げてきました。




社内不倫の果てにあるもの

<上田営業マン>
「真山リーダー、知ってますか?
まだ確定じゃないんで内緒なんですけど、、
杉崎さん、妊娠してるっぽいんですよね。」




私の頭の中に衝撃が走りました。




私は思わず大声で叫びました。




<私、>
えっ?!マジで!!




私のあまりの驚きように思わず後ずさりする上田営業マン。


<上田営業マン>
「どっ、、どうしたんですか?!
そんなに驚いちゃって。。
悪い話しじゃないですよね?
もし本当に妊娠してたらオメデタじゃあないですか?」


少し冷静になった私は思いました。


そうだ!彼は不倫のこと知らないんだよな。


杉崎さんと高橋の不倫のことを知っているのは柳沼主任と私だけです。

もちろんこの事は誰にも言えません。。

私は答えました。


<私、>
「ああっ、、ごめんごめん。。
杉崎さんは我が営業所のアイドルだから。。
急にそんなこと言うからメチャ驚いちゃったよ。。」


<上田営業マン>
「すみません。。そんなに驚くなんて。。
でも彼女は結婚してるけど子供はいないから、、
はじめての妊娠ですね!」


<私、>
「そうだよな。。
杉崎さんはまだ23歳だけど、、
もうお母さんになるのかあ。。」


平静を装っていた私ですが内心はかなり動揺していました。


<上田営業マン>
「彼女はすごくカワイイですから、、
旦那さんってどんな感じなんだろう?
どっち似になるんですかねえ。」




旦那と高橋、、どっちの子なんだ?


、、っていうかヤバくないか?




私はあまりにもショックで上田営業マンの話しをうわの空で聞いていました。

杉崎さんと旦那の家庭の事情はわかりませんが、、

高橋と杉崎さんの関係はかなり燃え上がっていたことは事実です。

現在、高橋は電話番号も変わってしまい私は彼と連絡をつける手段がありません。


杉崎さんは高橋と連絡をとってるんだろうか?


しかし最近の彼女はまるで別人のように全く元気がありません。

そういったことから推察すると、、

彼女も高橋とは連絡が取れていないような気がします。

もしくは妊娠のことで高橋と揉めているのか?

いずれにしても、、

杉崎さんに直接聞くわけにはいきません。

彼女はこの事を営業所の誰にも知られていないと思ってますから。。

彼らの社内不倫について私は一切口を出す気はありません。

だってお互い立派な社会人なわけで。。

もし私が介入したからといって何の解決にもならないでしょうし。

東京西営業所アイドルの行く末

ちょうどその日は3カ月に一度開催の東京西営業所飲み会の日でした。

営業所の近くにある


「座頭市」


という居酒屋で開催されました。

ここは以前我が社でリフォームをしたこともあり、

営業所の飲み会はだいたい「座頭市」で行われました。

ここのオーナーはお客様でもあるわけですが、

すごく気さくでイイ人でした。

しかし残念ながら杉崎さんは


体調不良で欠席


となってしまいました。

彼女は営業所の飲み会には必ず出席していました。

そしていつも幹事のように動いてくれていました。

営業所員たちの間に入れ代わり入ってはお酒を注いでくれたり。。

献身的に営業所員たちのお世話をしてくれていました。

なのでそんな杉崎さんのいない飲み会はとても寂しい感じでした。

それに気づいたオーナーが、


<オーナー>
「あれっ?!、、
今日はみんなのアイドルがいないけど?
どうしたんだい?」


と聞いてきました。

しかし本当に妊娠したかどうかは杉崎さんから直接言われたわけでなく、、

あくまでもそうではないか?という段階のため、


<私、>
「オーナー!今日は体調不良で欠席なんですよ!」


と告げると、


<オーナー>
「そうなんだあ。。
残念、、彼女に会えるのも一つの楽しみなんだけどなあ。。
でも体調不良じゃあしょうがないね。」


といった感じで飲み会は進行していきました。

私は柳沼主任と二人でずっと話し込んでいました。

高橋と杉崎さんの不倫のことは柳沼主任と私しか知らない訳です。

もちろん柳沼主任も高橋のことは人間的に大好きでしたから、、


<柳沼主任>
「真山リーダー、でもホントに寂しいっす。。
彼がいなくなって。。
でも、、オレもイケメンだったらなあ、、
ってずっと思ってたんですけど、、
あんまりモテるっていうのも、、
それはそれで面倒くさいんですかね?」


<私、>
「でも一度はすごいモテ期を体験してみたいけど。。
一番イイのは好かれたい人にだけ都合よくモテるってのがいいんだろうね?
まあ、、ありえないけど。。」


そんなこんなで柳沼主任とばかりズッと喋っていました。

柳沼主任は面白くてメチャイイ人で人気モノでした。

私より社歴も長く年上で、、

役職的には私の部下ではありましたが。。

でも私がこの会社に転職当時はいろいろと助けてくれました。

長井所長からのパワハラでボロボロだった私を陰ながら応援してくれたり、、

キャバクラに連れて行ってくれたり、、
(もちろん柳沼主任のオゴリです)

自分のオイシイ案件をうまく私に譲ってくれたり。

なので私は彼に大変感謝していました。

しかし彼はすごい酔ってくるといつも同じことを言っていました。

この日もかなり酔っぱらってくると、、


<柳沼主任>
「でも、、
オレは本当にどうしようもない人間なんです。。」




うわっ、、始まった。。


なんで酔っぱらうといつもこうなんだろう。。




柳沼主任は酔っぱらってくるといつも、


「オレはどしようもない人間だ!」


と言い出すクセがありました。

今は考えられないくらいイイ人ですが、、

もしかしたら昔は相当のワルだったのかもしれません。。




翌日も杉崎さんは欠席でした。

既に5日連続で休んでいます。

朝、長井所長が全員に声をかけてきました。


<長井所長>
「みんなに話すことがあるんで聞いてくれ!
杉崎さん、、最近体調不良でずっと休んでるけど。。
今日の朝連絡があって、、
急だけど会社を辞めることになった。」




ええっ?!、何で?


またずいぶん急だけど。。




次回>>第91話に続きます。

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