前回の>>第➂話からの続きです。
カリスマ社長にも憶することなく苦言を呈す私。。
面接も終盤に差し掛かり、果たして社長にはどこまで響いているのか?
急ピッチで進んだグローバルエステートの社長面接の結末は?
社長が面接の最後に放った言葉の真相とは?
今回の社長面接で、現状のグローバルエステートでは、
営業マンたちが全く良い環境で働けていない。。
という根本的な問題を目の当たりにしてしまい私は少々戸惑っていました。
このまま私の意見が受け入れられない状態で仮に入社したとしても、、
本題の建築事業部の業務を向上させる以前に私が消耗してしまい結果を出すどころではない。。
15人も建築士の経験者を雇って2年近く業務を行っているのにナゼ何も整っていないんだろう。。
誰も意見を言わなかったんだろうか?。。
かなりの不安は感じましたが、、
超大手企業グローバルホールディングスのネットワーク力で集客は期待出来そうだったり、
以外にも建築業者は確保出来ていたりとプラス材料もありました。
もちろんそういった部分も考慮した上で私も社長面接まで足を運んでいる訳です。
東條社長は終始クールに構えていて大きなリアクションこそ無いものの、、
私の言っていることをしっかりと聞いている様子でした。
<東條社長>
「今回ザックバランにお話し出来たおかげで住宅業界の営業マンのことを私も少しは理解出来ました。
現状の弊社建築事業部は、まだ同業他社と同等に戦えるステージまで到達していないということですよね?」
<私、>
「社長のおっしゃる通りです。
現状の御社では住宅系営業マンが業務をスムーズに行えるようになっていません。
実際のところ、精鋭のリフォーム会社の営業マンで
スーツにネクタイで仕事をしている人はほぼ皆無です。
担当エリアも世田谷区とか品川区など市町村単位で担当しています。
さらに社用車、もしくは持込み車両で現場を回って業務をしています。
勤怠管理もフレキシブルになっています。
もちろん休日の緊急出動は仕方ないですけどね。。
しかし翌日の午前中は半休を取って調整したりして何とか消耗しないようにバランスを取っているのです。」
、といった具合で、かなり業務の細かい所まで突っ込んで話し合いました。
その後数分して、いよいよ社長面接も終了の時間となりました。
余談ですが私の場合、毎回かなり踏み込んだブッチャケトークをしてしまうので、
面接なのか面談なのか?
どちらが正しい表現なのか考えさせられてしまうところはあります。
基本的には求職者として企業の担当と打合せをする訳ですから面談より面接が正しいかと思いますが。。
<私、>
「東條社長、本日はお忙しい中有難うございました。」
と挨拶すると、、
<東條社長>
「トラジロウさんって聞いてたイメージと実際に会って話したイメージと違うね。」
、と意味深な発言をしてきました。
<私、>
「ちょっと待ってください。。
それはプラスイメージということでしょうか?。。
それともマイナス?、、ということなのでしょうか?」
しかし社長は口元で微かに笑ったものの結局答えてはもらえませんでした。。
その最後の言葉が何となく気になっていました。
社長の言う【イメージが違う】とはどういう意味だったんだろう。。
カリスマ社長の言う私のイメージとは?
私は帰りの電車の中で、最後に社長が言い放った
実際の私のイメージが聞いていたイメージと違う
の意味が解らずいろいろと考えていました。
今回は、清楚で気品ある女性人事の中川さんに始り、山本人事課長や建築事業部の堂本部長まで大変好印象でした。なので
「内定が決まればこの会社でやってみよう!」
という気にはなっていました。
しかし東條社長だけは社長という立場もあるせいか、、
クールでリアクションも少なく表情もほとんど変えませんでした。
そのため何を考えているのか判断しずらいところがありました。
営業と現場管理兼任である住宅系リフォーム営業マンなのにスーツにネクタイで働いてたり。。
休日に緊急出勤をした場合でも、
必ず現場からほど遠い東京丸ノ内まで体裁のために出社しなければならなかったり。。
さらに車は無いし現場監督もいません。
なので自分で残材を電車で回収したり、、
設備品や建材などを早朝に現場に届けたり、、
明らかに無理があります。。
そんな状態だったため建築事業部は全然ダメだった訳ですが、、
それに対して誰も意見を言わなかったり改善しようとしなかったのは大変疑問です。
少なくともベテラン建築士が15人もいれば、過去の経験から一般的なサラリーマンとは業務形態が全然違うことくらい解るはずです。
住宅業界でも設計や企画管理等の内勤系の職種ならまだしも住宅リフォームの営業なのにです。。
時を待たずして早くも人事課長から電話が。。
社長面接の翌日に早速人事課長から電話が入りました。
何となく、少々嫌な予感を感じながらも、、
<私、>
「もしもしトラジロウです。昨日は有難うございました。」
、、と電話に出ると、
<山本人事課長>
「ああ、、トラジロウさん。。
こちらこそお忙しいところ本当に有難うございました。
実は今朝社長に呼ばれまして、、
早急にトラジロウさんにお越し頂いて事業部長と私でしっかり業務改善等について打合せするように言われました。」
少々驚いた私は、、
<私、>
「え~っ!、そんなことを社長が言われたのですか?
実は昨日の面談の最後に社長から
「トラジロウさんは聞いてたのと実際に会ったのとでは違う」
と言われたので少々マイナスな印象を持たれてしまったのかと思っておりました。。」
すると、、
<山本人事課長>
「社長は私に、
「トラジロウさんの言う事は実践的で説得力があり理にかなっている」
と言っていました。
トラジロウさんのことを社長は大変気に入っていると思います。
なので再度お越し頂きまして早速業務改善を進めるように言われたわけです。」
トントン拍子に話は進んでいましたが、肝心の質問をしてみました。
<私、>
「根本的な質問ですが、、
社長面接が終了して改善提案をする為に再度御社に伺わせて頂くということは内定ということでしょうか?」
<山本人事課長>
「ああ、、そうですよね。。
肝心な事を御伝えしてなくて大変申し訳ありません。。
もちろん内定です。
つきましてはトラジロウさんが御社にお越し頂ける日程をお教え頂けませんでしょうか?」
、ということで3日後の夜にグローバルエステートに行くことになりました。
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業務改善提案をすべく再びグローバルエステートへ!
ということで、、
またしてもグローバルエステートを訪れた私。
まだ社員でも無いのにいきなり業務改善提案をしろと言われても。。
そもそも、、
まだ実際に働いていないので現状がどうなのか全く想像がつきません。。
入社してから活躍出来るかどうか分からない現状で顧問役員みたいにあれこれ意見していいんだろうか?
これで入社して結果を出せなかったら、、
ビックマウスと言われてしまいます。。
いろいろと悩みましたが、、
いよいよ業務改善会議をする会議室の中に案内されました。
しばらくすると山本人事課長と堂本事業部長、その他3名の社員の計5名が入って来ました。
<山本人事課長>
「本日はまたしてもお越し頂きまして誠に有難うございます。
まずは、こちらのご説明をさせて頂きたいと思います。」
と言って出してきたのは内定通知書でした。
<山本人事課長>
「詳細はご自宅に戻られてからご覧頂ければと思います。
主要な部分のみ私からお話しさせて頂きます。」
内定通知書を差し出して早速説明を始めました。
そして10分ほどで一連の説明が終わりました。
<私、>
「承知致しました。特に問題はございません。」
当初より年収や月給の話しはしていたため提示条件に関しては特に問題はありませんでした。
給料体系よりも車の使用や作業着、半休やフレックスなどに関しての方が私にとって重要事項です。
その後、今までの面談等で言ってきたことを再度述べました。
さらには私の過去の経験から提案できる業務改善案を話しました。
最後に堂本事業部長から、
<堂本事業部長>
「いや~、本当に何度もすみませんねえ。。
今まで良い人材に巡り会えなくて大変苦労していたんですが、、
本当に良い方が弊社に入社して頂けるのですごく嬉しいです。
是非ともよろしくお願い致します。」
と丁重に挨拶をされました。
入社後に私の上司になる堂本事業部長は大変人柄も良く優しそうな人でした。
私が過去にいろいろと対戦してきたヤバ上司と違って安心感がありました。
そしていよいよ、、
私の1年以上に渡る自由な日々はもうすぐ終わろうとしていました。
内定が決まって思う事
内定通知書を貰っても、正直なところ、、
特に何とも思いませんでした。。
それよりも、、
今まで1年以上自由な生活をしていて、、
これから入社してまともに社会復帰出来るんだろうか?
、と、真っ先に頭に浮かんだのは自分に対しての大きな不安でした。
もちろん会社を退職してからただ遊んでいた訳ではありませんが。。
その割に資格取得もかなわず、、
大きく稼げそうなネタも特に見つけられず、、
パソコンやIT関連だって飛躍的な進歩など無いし。。
オレは一体何をやってたんだろう。。
私は今までの仕事では車で動くことが多く、通勤ラッシュ等ほとんど縁がありませんでした。
そのため、いよいよこれから働くとなると実際の建築実務に関することよりも、
「会社員として、社会人として、」
といった部分で大きな不安を感じていました。。
あとは家族にも、、
どういう感じで伝えようか?
家庭内では、私は未だに会社員を続けていることになってますから、、
再就職では無く転職
ということにしなければいけません。
などなど、、いろいろと今までのこと
そして不安な今後について考えさせられてしましました。。
という訳で、衝撃の第➄話☟へ続きます!
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