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ついに新会社トータルイノベーション、、

しかもイワク付の特販リフォーム課へ配属された私と佐藤。。

倒産したグッドホーム株式会社の残党で形成された部署ということで、新築部門から来た私と佐藤は初っ端から手厚い洗礼を受けました。





特販リフォーム課では契約書や見積り書などグッドホームで使用していた資料を引き継いで使っていました。

しかしその入力方法などを何も教えてもらえず聞く人もいず、、

非常にやりにくい環境でした。

新人では無いものの新規部署では右も左も分からず、、

まずは何をどうしたらいいのか?

とにかく何もかもがやりづらい状況でした。。

特販リフォーム課の異端児

新職場での居心地は劣悪で毎日出勤する足取りが大変重い日々が続いていました。

和気あいあいとした環境で働いていた新築部門の設計部時代が大変懐かしく思われました。

グッドホームの残党の社員たちは決して自ら話しかけてくることはありませんでした。

なぜそうなのか?理由は分かりませんが。。

佐藤が昼休みに私に語ってきました。

<佐藤>
「なんかさあ、、なるべく俺たちに関わらないようにしてるみたいだね。
でも見積りや図面の入力とか全然わからないし。。」

<私、>
「そうだね。完全に無視されてる感じだよね。。
誰かが裏で指示してんのか?
それとも新築部門からの出向社員ということが理由なのか?
いづれにしても不自然でヤナ感じだよな。。
でも俺の隣の席の田岡係長、ずっと休んでてまだ会ってないけど、、
どんな人なんだろうね?」

<佐藤>
「昨日ちょっとだけ見かけたけど、、
なんかデカくて怖そうな人だったよ。絶対あれは
裏社会の人間
って感じだよ!しかも顔が傷だらけだったよ。
恐くてあんまり見れなかったけど。。
ケガしてるから休んでんのかなあ~。」

<私、>
「え~。。マジでッ!!
田岡係長ってそんなアヤシイ人なの?超異端児っぽいね。。」


田岡係長だけは我々の配属日から10日以上経過しても未だに見たことがありませんでした。

配属して初めての特販リフォーム課会議

配属して初めての特販リフォーム課会議がありました。

私と佐藤、そして特販課の課員全員で約10人ほどで行われました。

ずっと休んでいた田岡係長も出席していました。

その風貌に私も佐藤も驚いてしまいました。

威圧的なオーラと圧倒的な存在感、、

大柄でイカツク、一言で表現するなら

裏社会の人間

にしか見えません。。

しかも顔が傷だらけで目の白目の部分にも血が滲んでいる状態でした。

転んだりしたキズで無いことは明白でした。

そんな中、続木課長が田岡係長に語りかけました。

<続木課長>
「田岡係長、とりあえずトラジロウ君の面倒をしばらく見てやってくれますか?
彼はまだ特販課では慣れてないので、」


<田岡係長>
「わかりました。それではトラジロウさん。
今日から私と一緒に動きましょう!」


その白目部分がほとんど血で滲んだ目を私に向けて話してきました。

ちなみに同期の佐藤は特販リフォーム課の現場監督と続木課長に同行ということになりました。

続木課長も苦手なタイプですが、、

田岡係長はあきらかにサラリーマンには見えないので、、

また俺ってハズレかよ。。っていうか怖いんだけど。。

、と、新たなる不安をかかえその会議を後にしました。

田岡係長と私の連携の日々

異端児の田岡係長にお世話になるということで大いなる不安を抱いていました。

同期の佐藤も、

<佐藤>
「いや~、、続木課長も苦手だけど田岡係長じゃなくて良かった!
絶対ヤバいよあの人、、トラジロウ可哀そうだな~。」

、と同情されてしまう状況でした。

そんな中、

田岡係長が早速話しかけてきました。


<田岡係長>
「ねえ、トラちゃんてさあ、お酒は飲むの?」





いきなり予想外な質問と今までの特販リフォーム課の署員には無い親し気な問いかけに戸惑いながらも、

<私、>
「、はい、、普通には飲みますが。。」

<田岡係長>
「じゃあ今日は六時過ぎには仕事上って飲みに行こうよ!
歓迎会も兼ねて、いろいろ俺がよく行く店に連れてくよ!」

<私、>
「えっ、、ホントですか?!あまりお金持ってないんで高いところは勘弁ですよ。」

<田岡係長>
「大丈夫。心配しないでいいよ!全部オゴルから!」


、ということで六時過ぎには田岡係長のお馴染みの居酒屋へ直行しました。

幸運にも田岡係長は私を気に入ってくれたようでした。

ある意味何でも聞ける救世主が現れたと少々ホットしました。

ちなみに田岡係長も元グッドホームの残党で私より4歳ほど年上でした。

グッドホーム籍の社員は全員係長籍という扱いになっていました。

さらに私よりも給料が高いこともわかり何だかガッカリしてしまいました。

しかし、、

とにかくその日は

居酒屋 → スナック → キャバクラ → キャバクラ

といった感じで朝までオールナイトでしたが全て田岡係長がオゴッテくれました。

おそらく二人で10数万円はかかったと思いますが。。

田岡係長言わく、

<田岡係長>
「トラちゃんさあ、、お金なんてナントでもナルンダヨ!。
俺はさあ、、グッドホームが潰れる時に業者に過大発注して相当バックさせたりしたんだよ。
もう潰れちゃう訳だからバレないしね!
トラちゃんも現場監督とかやってたなら相当儲けただろ!」

、と、とんでもない事を言い出したので、

<私、>
「いや、、私は一切そういうことはやってません。。
まあ、、やってた人もいましたけどね。。」

<田岡係長>
「ほんと~、、勿体ないなあ。。
どうせ給料だけじゃ遊べないんだからトラちゃんも稼げるところは稼がなくちゃ!」


、と酔っぱらった勢いもあるのか?私を信用しているのか?

そんなこと告白されても嬉しくも何ともありませんが。。

いろいろとヤバイことを告白してきました。

昔から私は男女問わずアウトロー的な人々に好かれてしまうことろがありました。。

あまり嬉しくないですが。。

なぜでしょう。。?

特販リフォーム課配属から一か月が経過

田岡係長はヤバそうな人なので注意して付き合っていかなければなりませんでしたが、

四面楚歌だった私にとって、特販課でも一目置かれていて存在感のある田岡係長と仲良くなったことは非常にプラスでした。

私にとって田岡係長は「危険な救世主」といった存在でした。

田岡係長の顔の傷は、やはりキャバクラで隣の席の客とケンカになって出来た傷であることが分かりました。

当初からケンカで出来た傷であることは明白でしたが。。

続木課長も含めて元グッドホームの残党たちは、倒産時点で相当額のウラ金を入手したり、、

トータルイノベーションへの転籍の際もいろいろ文句を言って相当有利な条件で転籍してきたこともわかりました。

新築籍の私と佐藤はの給料は彼らより低く、、

さらに固定給部分も一年後には2万円の減額になることが発覚しました。

さらに営業なので歩合(報奨金)部分が重要になってくる訳ですがなんと

完工粗利額のわずか1%

というあり得ない設定となっていました。

グッドホーム籍の社員は6%~8%となっていたため例えば1000万円のリフォーム工事の場合の歩合(報奨金)は、

グッドホーム籍社員→ およそ15万円

新築籍の私と佐藤 → およそ2万円

、、とこれだけ手当が違う訳です。

社歴も続木課長以外は私と佐藤の方が長いのにです。。

入社してから、もちろん良かったことも一杯ありましたが、、

給料体系に関してはホントに嫌気がさしてしまいました。。。

しかし田岡係長を突破口に持ち前のコミュニケーション能力を生かして徐々に特販リフォーム課にも馴染んでいきました。

ようやく、、少しづづ、新会社にも慣れ始めてきた中、

また新たなる問題が勃発します!

いったい安住の日はいつ訪れるのやら。。


次回>>第13話に続きます!


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