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こんにちわ。トラジロウです!

前回>>第106話からの続きです!

前回で柳沼主任の章が完結しました。

今回からは新たなる章に突入します。

前職を退職後、この会社に転職してきてからというもの、

いろいろと紆余曲折がありました。

またしても事件発生の予感がします。




精鋭ベンチャーリフォーム会社の新光クリエイト

私が当時在籍していた

【新光クリエイト株式会社】

は当時マスコミでも話題沸騰の

精鋭のベンチャーリフォーム企業

として有名でした。

営業マンが約100数十名とその他社員合わせて200名ほどの会社でした。

本社と15~16の営業所が存在していました。

我々営業マンは最初に配属になった営業所で活動します。

そのため他の営業所の社員と顔を合わせることはマレでした。

現代では、一定規模以上の住宅系リフォーム会社の場合、

各拠点に現場監督が配置されている

ケースがほとんどです。

しかし当時は、

「新築でもないのに現場監督って必要か?」

というのが一般的な見解でした。

そのため大型のリフォーム工事の場合は新人や中堅社員は原則担当できませんでした。

私は当時所長代理だったため大型案件は私が担当するか部下と一緒にやるかの二択でした。

例えば1000万のリフォームを一人で担当すると完了後に約60万円の歩合給を獲得出来ました。
(規定利益率を確保し顧客満足度でバッド評価が無いことが条件)

しかし部下に同行して2人で行う場合は、

60万円を2人で分けるため30万円

の歩合給になってしまいます。

もし一定の能力を持った部下とやる場合、

私はその部下に適切な指示をすることにより

書類関係や現場に関わる時間が削減できる

ので多少は労力が減るかもしれません。

しかしそうは言っても物件数が増えれば混乱します。

さらに責任は全て私にきてしまいます。

なので一人で全て担当して満額で歩合を獲得するのが一番いいわけです。

そのため私はなるべく同行して行うことを避けていました。

ところで前回>>第69話でも書きましたが、、

我が社には、

【ARTコンサルティング株式会社】

という経営コンサルティングの会社が入りこんでいました。

このARTコンサルティング(以下ARTコンサル)は大変優秀なコンサル会社でした。

我が新光クリエイトの社長も大変優秀でカリスマ性のある人でした。

なので優秀コンサルとカリスマ社長との融合で我が社は世間で注目される存在でした。

しかしよくある話しですが、、

成長期から成熟期に入り少しずつ足踏み状態になっていました。

言葉には出さずとも、、

そのことは我が社のカリスマ社長も気づいていたはずです。

そういったことから、

「近々何か大きな変革があるのでは?」

と私は内心不安な気持ちで一杯でした。

緊急告知!理不尽な給与体系

そんなある日、

私は長井所長に呼ばれました。

<長井所長>
「オイッ!トラジロウ!
ちょっといいか?」

ということで私と長井所長はミーティングルームへ入りました。

そこで長井所長は一枚の書面を私の前に置きました。

その書面の内容の一部を抜粋すると、

次月より、各営業所に現場監督を配置することとする。

現場監督のフィー(歩合給)については、

営業の獲得粗利額から30%を割り振ることとする。

仮に現場監督が介入した現場の歩合給が10万円だった場合、

営業   → 7万円

現場監督 → 3万円

とする。


私はこの書面を見て愕然としました。

しばらく私が黙っていると、、

<長井所長>
「どうした?
何か問題あるか?
まあ、、ウチもだいぶ規模が大きくなってきたからな!
やっぱり現場監督が各営業所にいないと絶対ダメだよな!」

、と、他人事のように言い放ちました。

オイオイっ、、ふざけんなよ!

営業の歩合が3割も減るじゃね~か!

しばらく納得がいかないまま、、

でも決まってしまったものはどうしようもありません。

私は長井所長に、

<私、>
「これってもう決定したことですよね?
でも、、
現場監督を入れるのは会社の意向であって、
それで物理的に我々営業マンの歩合給が30%も取られるとはどうなんでしょうか?」

すると長井所長は冷静な面持ちで、

<長井所長>
「まあ、オマエがそういう気持ちもわからんでもないが。。
でも我が社は売り上げも名声もだいぶ上がってきてるだろ!
ウチくらいのレベルになったら現場監督をちゃんと配置しているリフォーム会社も多い。」

<私、>
「世間体を気にして社員の収入はどうでもいいってことですか?」

少しムッとした表情に変わった長井所長は、

<長井所長>
「オイッ!、、
管理職のオマエがそういうこと言うな!
もう決まったことだ!
30%歩合給が減るならその分契約を取ればいいだろ!
現場監督が入って作業量が減った分、契約に労力を注げるだろ?!
オマエは本当にマイナス思考だなっ!」

そんな簡単な話しじゃね~だろ。。

よくそんな他人事みたいに言えるよなあ。。

相変わらずの長井所長の非情な態度に返す言葉もなく。。

すると、、

<長井所長>
「明日の朝、朝礼で現場監督を紹介する!
だから明日の朝は全員直行しないで営業所に来るように伝えておけ!」

私はあっけにとられていました。

あまりにも強引過ぎます。。

所長代理の私でも今日の明日でこんな重要な告知をされたわけです。

<長井所長>
「今夜オレは本社で部長と打合せがある。
だから19:00からの営業所会議はオマエに任せる。
今の話しを所員に説明してくれ!」

なんだよっ!イヤな役回りをオレに押し付けやがって。。


ということでその日の夜、

私はこの現場監督導入制度の説明を所員に行いました。

この話しを聞いて営業所員全員あっけにとられていましたが。。

私に文句を言っても始まらないことがわかってくれたのか、、

全員納得はいかないものの、、

文句を言う矛先も見つけられず。。

その日は営業所会議の後に事務処理をするモノは一人もいませんでした。

そして全員が帰路につきました。

明日の朝、その現場監督が初出社します。

果たしてどんな現場監督なのか?

もしもダメな現場監督だったら大変です。。

次回>>第108話に続きます。

※ベンチャー企業奮闘記は毎週月曜日更新です!





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