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こんにちわ。トラジロウです!

前回>>第➀話からの続きです。

ついに転職に踏み出した私。

当時は転職サイトなどもほとんど無かったので自分でベンチャー企業の新光クリエイト(仮名)へ直接電話をしました。

そして東京西営業所長の長井所長(仮名)との面談にコギつけました。

しかし、いざ面接で長井所長と初対面すると、いかにも元ヤン風のイカツイ風貌にちょっと圧倒されてしまいました。。




元ヤン長井所長との面接

長井所長は、当初電話のイメージでは良く通る若い声で大変さわやかなイメージでした。

しかしイザ実際に対面してみると私のイメージとはだいぶ違っていました。


おいおい、、オレってなんだか上司運ワルいのかなあ。。


、、と心の中で嘆きました。。


「人は見かけによらない」


とか、


「人を見た目で判断するな」


とか言いますが、、

あきらかに元ヤンキーのオーラ出てるし年上そうだし、、

とにかく何だかやり辛そうなタイプです。。

眼光も鋭く威圧感タップリですごくヤナ感じです。。

そんな戸惑っている私を前に長井所長が質問をしてきました。






<長井所長>
「トラジロウさんは大手ハウスメーカーで現場監督から設計、さらにはリフォームまで幅広くやられていたんですね。
あと建築士も持ってますよね?さらに大学の建築学科も出ていてすごいですね?
なんで我が社が良かったんですか?」


、、とブッキラボウに聞いてきました。


何だよ、、その言い方は!?俺がココに面接に来ちゃいけないのかよ!?


、、と心の中で呟きましたが、

とりあえず私は返答しました。


<私、>
「はい。私はここ一年くらい転職をジックリと考えてきたのですが、御社はアースコンサルティング(仮名)が経営に参入していて数々の革新的な実績や仕組みを築かれています。
建築住宅業界は非合理的な会社が多いですが御社の総合的に合理化されているところに特に魅力を感じました。」


、、と模範的な返答をすると、、


<長井所長>
「そうですか。。しかし当社は甘くは無いですよ!
年収1000万とか募集要項にも書いてますが実際に達成出来る営業マンは極わずかです。
特に最初は物件も無いのですぐ辞めてしまう人がほとんどです。
大手企業でシステムなど全て構築された会社で安定してやってきたトラジロウさんには厳しい部分もあるかもしれません。」


、、その後もあれこれツッコミを入れられ、、


オレが面接に来たことに何か不満でもあるんだろうか?


としか思えないようなマイナスの言葉ばかり発する長井所長にだんだん腹が立ってきました。

マイナス発言を繰り返す長井所長に怒り心頭

しかしこの長井所長って一体なんなんだ!?


失礼にもほどがあんだろ!


いくらカリスマコンサルタントを有するアースコンサルティングのもと、現在注目のベンチャー企業として実績を上げているかもしれませんが。。

しかも後で聞いた話だと、この長井所長は高校中退ながらも将来役員を有望視されていたほど優秀だったとのこと、、


だんだん怒り心頭の私。。


こういう元ヤンキーの人って、、


大卒のヤツなんかに何が出来る!


一部上場の大手企業に勤めてたからってなんだ!


建築士とか建築学科出てるとか関係ねー!


とにかくそういうヤツには絶対に負けねー!


、、みたいな偏見とか持ってないよなあ、、(^^;)


、とは思いたくないですが思ってしまうくらい感じの悪い面接でした。。

私は全く元ヤンキーとかではありませんでしたが、幅広い交友関係がありますから相当な不良たちとも接点がありました。。(^^;)

なのでそんなヤンキーたちの性質もそれなりに理解出来たりします。。

まあ、、そうは言ってももう大人(たぶん長井所長は当時33才くらい)ですし営業所長ですから優秀そうな人材がきたらもう少し喜んでもよさそうなものですけど。。

もしかして私が優秀な人材に見えなかったのか?。。(^^;)

面接終盤で長井所長に反撃する私

そんなこんなで、、

少しも私が面接に来たことに対して敬意を示さない長井所長に対し怒りが頂点に達した私は


<私、>
「長井所長!ハッキリ申し上げます!
私は転職を決意するまで慎重にあらゆる会社を検討してきました。
その中で御社しかないと思い、こうして満を持して面接にのぞんでいるのです。
当然他の会社の書類選考に応募したり面接を受けたりは一切ありません。
なので御社の内定が出れば100%働ける状態になっております!」


今までずっとおとなしくしていた私が急に強い口調でモノ申してきたため驚いた長井所長は


<長井所長>
「、、いやッ、、そうですか、、まあ何社もカケモチして面接したりする人が多いですから、、でも、トラジロウさんは弊社だけしか面接をしていないということですね?」


<私、>
「その通りです。
あと、さきほど長井所長おっしゃられていましたが大卒とか大手企業とか資格がどうとか、、全く私は気にしていません。
すべて世の中結果だと思ってますので。
だから熟考したうえで御社にピンポイントで足を運ばさせていただいているのです。
逆に言えばそういった経験と経歴がある私が唯一働きたいと思った会社は御社だけだということです。
それ以上でもそれ以下でもございません!」


元ヤン長井所長がビックリするほどの熱い口調で力強く言い放ちました。


だって、、


そうは言ったってそんなに優秀な人材そう来ないでしょ?!


しかもこれだけ熱い思いでピンポイントで面接に来てんだから少しは喜べよ!

と思ってしまったわけです。。(^^;)


これで内定にならなかったらもうこんな会社のことはスッパリ忘れよう!


と考えていました。


いくらイイ会社だと思ったからといって上司がこんなヤナ感じの人だったら働いてもうまく行くはずがありません。。


面接の最後、私は長井所長に逆質問をしました。




<私、>
「ということで私の思いは全てお話しさせていただきました。
長井所長!御社の本部に確認したところ、私の内定は管轄の営業所長の判断に委ねていると聞きました。
なので長井所長の決定が全てだということですよね?!」




少々圧倒された様子の長井所長を横目に




<私、>
「私は内定を頂けますか?!」




一言強い口調で言い放つと、長井所長はしばらくの間じっと私の顔を見つめていました。


次回>>第➂話に続きます。




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