こんにちわ。トラジロウです!
前回>>第20話からの続きです。
意を決して前職を退職し、このベンチャー企業へ転職してから想像を絶する波乱万丈がありました。
私は転職前の段階では正直ここまで苦戦するとは思ってもいませんでした。
前回、上田営業マンが私のために自分のOB顧客から200万円の契約を即日受注してくれました。
私は上田営業マンに同行してその一部始終をただ見ていただけなのですが。。
しかし今回のお客様の激ヤセした様子から何かしらの不安を感じていました。
案の定、小橋さんは契約書に署名捺印をした後、
もしも体調悪化により入院等した場合は解約出来る
という主旨のただし書きを契約書の備考欄に記載するように要求してきました。
激ヤセしたOB顧客の重い病とは?
<上田営業マン>
「小橋さん、、実は小橋さんがかなり痩せてしまっていたので内心すごく驚いていました。
小橋さんが戦っている重い病とはどのようなご病気なのか聞いてもよろしいでしょうか?」
すると小橋さんはゆっくりと落ち着いた口調で
<小橋さん>
「大腸癌です。しかも末期と宣告されました。」
その言葉を聞いた瞬間、私たちはどう言葉をかけたら良いのか分からず、しばし呆然としていました。
すると、、
<小橋さん>
「、いやいや、、そんなに深刻な顔をしないでください。
むしろ私は再び上田さんにリフォーム工事をお願い出来るのですごく嬉しいです。
今日は久しぶりに笑うことが出来ました。
先週病院でこの事実を宣告されてからは一切笑ったりする気にはなれませんでしたから。。」
<上田営業マン>
「すみません。。何と言葉をかけたらよいか正直戸惑ってしまいます。
しかし私もトラジロウも、とにかく今回ご依頼のリフォーム工事を前回同様しっかりと完了させます。
そして小橋さんには長生きをして頂き、新しくなったキッチンやお風呂をずっと快適に利用して頂きたいと思います。
私たちも精一杯頑張りますので長くお使い頂けるように癌なんかやっつけちゃいましょうよ!」
<小橋さん>
「、、本当にありがとうございます。
また上田さんにお会い出来てよかったです。
ここ一週間は「死」についてばかり、、
、、考えても仕方ないんですが。。
ずっと塞ぎこんでしまっていました。
でも、、そうですね、、
どんなに悩んでも結果は変わらないですよね。。」
そうこうしているウチに雑談は長時間にわたりました。
結局、現地調査から見積り提示、そして契約完了までわずか二時間でしたが、、
さらに3時間以上も3人で「人生や生と死」についていろいろと語りあいました。
普段寡黙な上田営業マンが人の話しを親身になって聞き入れ、そして熱く自分を語る姿に感銘を受けました。
上田さんって実は熱くて人情深い人なんだな~。。
だからオレのために所長に歯向かったり数字を付けてくれたり。。
そんな上田さんだからこそ小橋さんのような根強いファンがいるんだとすごく納得がいきました。
上田営業マンからの最終月戦略とは?転職か残留かは残り一カ月で決まる
小橋さん宅を出た私と上田営業マンは、営業所へ帰る車中で最後一カ月間の戦略について話し合いました。
<私、>
「とにかく上田さん!ありがとうございました。
すごく勉強になりましたし上田さんの真価を見せて頂きました。
私はただ見ていただけです。
しかも小橋さんの上田さんへの絶大な信頼など今回の契約は全て上田さんによるものです。
これで私の契約にして頂くというのはちょっと気が引けてしまいます。。」
<上田営業マン>
「そんな事は一切気にしなくて大丈夫です。
私がトラジロウさんに数字を付けたいから今回の契約を取りにいったまでです。
私たちは個人事業主の集まりのような感じですが仲間意識が無い訳ではありません。
私はトラさんと一緒にやっていきたいと思ったから協力しました。
だから気にしないでください。」
<私、>
「本当にありがとうございます。
私も意を決して前職を退職し、満を持してこの会社に転職してきました。
しかし想像していた以上に苦戦をしてしまい、、
遂に新人猶予期間残り一カ月少々となってしまいました。
しかし世の中は結果が全てです。
私の実力不足でお忙しい上田さんの時間を頂いてしまい申し訳ありません。」
<上田営業マン>
「あッ!そういうのはもうヤメテください!
私が誰かの為にこのようなお節介をすることは滅多にありません。
その私をこうして動かしたのはトラジロウさんの日頃の言動やお人柄や、、
さまざまな要因でこうなった訳です。
私も世の中は結果が全てだと思います。
だから私にこのような行動を取らせたこと自体がトラさんの実力です。」
<私、>
「それでは本当に甘えちゃっていいんですね?
改めて上田さん!ありがとうございます。
それでは営業所に戻ったら私の契約時報告シートへ小橋邸契約の入力をしてもよろしいですか?」
<上田営業マン>
「いやッ、、入力はまだ待ってください。
あくまでも今回の契約は来月の頭に契約ということにします。
トラさんは今月まだ40万円しか契約していないですよね?
この200万円の契約を足してもあと60万円足りません。
今月残り3日で、トラさんがあと60万円の契約を獲得するのは厳しいと思います。
昨日トラさんの追客中顧客リストを覗かせて頂きましたが、いつものゴミ案件以外まともな案件はありませんでした。」
<私、>
「えッ!そんなところまでチェックしてくれてたんですか?
確かに今月は後三日しかないので残り60万円の契約は相当厳しいと思います。。
しかし、、小橋さんとの契約は今日交わしてしまってますよね?
どうしたらいいのでしょうか?」
<上田営業マン>
「大丈夫です。
小橋さんの契約書の日付の欄は何も書かないようにしてもらいました。
実はトラさんが席を外している時に、私が小橋さんに日付のところは空欄にしてくださいと言ったんです。
もちろんその理由は今月契約だけどトラさんの為に来月の数字にするからだとお話ししました。
だから来月になったら日付けの欄は我々が書き入れて契約報告を上げるようにします。」
【※ここで読者の方がわかりやすいように補足説明をしますと、
この会社のルールで、入社から8か月の間に一度だけでも月間総契約金額が300万円達成した月がなければいけません。
そうでないと8カ月の新人猶予期間が終わった9カ月目から給料が8万円になってしまいます。
現在私は7カ月目ですが、今回の200万円の契約を入れても達成はほぼ不可能です。
なので最終月の8カ月目にこの200万円をずらせば、最初から200万円契約済みからスタート出来ます。
来月に実質残り100万円を30日間以内に契約すればよいわけです。】
<私、>
「なるほど、、さすがです。。
私は今まで設計や現場監督といった技術系が長かったので、そういった営業の駆け引きはまだよく分かっていません。
ありがとうございます。
ということは来月は最終月となりますが、200万円の契約のところからスタート出来るってことですね?」
<上田営業マン>
「そうです。だから事実上はあと100万円契約を取ればクリア出来ます!
給料が8万円にならなくてすみます。」
ということで普段寡黙な上田営業マンと車中でいろいろと話をすることが出来ました。
、、と、ふと私は携帯電話に着信が入ったことを知らせるランプが光ったことに気づきました。
誰からだろう?
揺れる想い!不在着信で困惑する正念場の行方
さりげなく二つ折の携帯を開いて着信履歴を見ると、、
17:43不在着信:『石井優香』
と表示されていました。
その時、なぜか私は胸の高鳴りを隠しきれませんでした。。
最近連絡無かったのに急にどうしたんだろう。。
もちろんこの場で折り返し彼女に電話をすることは出来ません。
上田営業マンはその後も私に他営業所のことやパワハラ長井所長との関係などいろいろ話してくれました。
しかし久しぶりの孫娘からの着信が気になって仕方がない私。。
その後営業所に到着するまでの間、上田さんの話しをほとんど上の空で聞いていました。。
やがて営業所に到着した私は上田営業マンに
<私、>
「今日は本当にいろいろ有難うございました。
ちょっとお客様から不在着信が入ってたので向こうで電話してきますね。」
、、と言って早歩きで少し離れた営業所裏の倉庫のところに行きました。
そして孫娘に折り返し電話をかけました。
呼び出し音が、7回、8回、、と鳴り続けました。
しかし孫娘は出ません。。
11コール目で遂に留守電に切り替わりました。
ちょっと戸惑った私は留守電を入れずにそのまま電話を切りました。
何だかスゴク落ち着かないような、、
ソワソワした気持ちになっていました。。
どうしたんだろうオレ。。こんな大切な時期に。。
でも一度気になるとズット気になってしまいます。。
孫娘のことが頭から離れません。。
その後事務所に戻った私はパソコンに向かって作業をしていました。
すると突然、、
<長井所長>
「オイッ!トラジロウ。ちょっと話しがあるからコッチに来い!」
長井所長に呼ばれ、私は長井所長の席に近づいて行きました。
するとその時、また私の携帯が鳴りました。
携帯画面には『石井優香』と表示されていました。
<私、>
「ちょっ、、ちょっとスミマセン!!
お客様から電話が入ってしまったので後でまた行きます!」
、、と長井所長に言い放った私は孫娘の電話に出る為にトイレの中に駆け込みました。
次回>>第22話に続きます。
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