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こんにちわ。トラジロウです!

前回>>第35話からの続きです。

私の達成記念飲み会が自由の女神で開催されました。

せっかくの飲み会が台無しになってしまうので長井所長抜きで行われました。

なかなか営業所の所員たちと本音でジックリ話す機会が無かったので大変貴重な時間でした。

飲み会も終盤に差し掛かったところでカウンターに孫娘が座っていることに気付きました。

もちろん居ても不思議ではありませんが。。

完全に酔っぱらいモードの孫娘が我々の席に近づいてきました。




酔っぱらいモードで飛び入り参加の孫娘



ヤバイ。。完全に酔っぱらいモードに入ってる。。


何か面倒くさいことになりそうで怖い。。


とっさに私は身構えてしまいました。。

普段の孫娘はモデル風美女といった感じの清楚で大らかなタイプです。

しかし酔っぱらいモードに突入するとキャラが急変してしまうこともあって私は大変不安でした。。

営業所の所員たちもこちらに歩いてくる芸能人オーラ満載の孫娘に見入っていました。


<孫娘>
「いらっしゃいまぁ~せぇ~!
みなさんっ!、いっぱい飲んでますかぁ~!」


たいへん上機嫌な孫娘は営業所の所員たちにそう語りかけました。

すると私の隣に座っていた杉崎事務員が、


<杉崎事務員>
「こんにちわ!
私、事務の杉崎です!
以前営業所にいらっしゃった時にお会いしてますけど覚えてますか?」


その言葉に孫娘は杉崎事務員をジッと見つめて、


<孫娘>
「う~ん。。
何となくだけど覚えてますよ~、、
じゃあワタシ、トラさんと杉崎さんの間に座るう~!」


といって強引に私と杉崎さんの間に割ってきました。

営業所員たちはどうリアクションしてよいのか分からず、、

孫娘の摩訶不思議で魅惑的なオーラに飲まれて全員カタマッテしまいました。




そうこうしているうちに時間は流れ、、




いつのまにか孫娘は東京西営業所飲み会にすっかり馴染んでいました。




誤解を招くようなことだけは言わないでくれよ。。




、、と心配していた矢先、、


孫娘が突然大きな声で、




<孫娘>
「アッ!そうそう、、
何でトラさんが達成できたかワカル人いますかあッ!」


と大きな声で質問をすると、大島営業マンが、


<大島営業マン>
「トラジロウさん遂に本領発揮ってとこですよね?!
トラさんが契約決めるとこ見たかったなあ!」




すると、、






<孫娘>
違いま~す!!

ぜ~んぶワタシのオカゲで~す!

ねえっ!、トラちゃん💛」






<私、>
「、、、、。。。。」






そんな感じで、天真爛漫?

な孫娘に終始翻弄されっぱなしでした。。

結局、そんなこんなで終盤は孫娘の独壇場になってしまいました。

営業マンは全ての人に対して目配りせよ!

余談ですが、、

私は自分に関連する全ての人に対して目配りするように心掛けています。

例えば年下や部下、さらには下請け業者など含め全ての人に対してです。


人は一人じゃ生きられない


とか、、


人という字は支え合って成り立っている


など、、

極々当たり前のことではありますが、、

私は処世術の原点をここに見出してきました。

そして幼少の頃からそこに高い意識を持ち常に実践してきました。

私は常に、


➀周りから自分がどう見られているのか?


➁マイナスイメージを持たれていないか?


➂どうしたら相手の心を動かせるのか?


➃人に任せられる事はなるべく自分でやらない


といった事を考えながら自分に他者からの自然発生的な追い風が注がれるように振る舞ってきました。

特に➃に関しては無理やり人に押し付けたり手を抜くということではありません。

他の人に任せられるところは


日々の言動により人の心を動かして自分がやらなくてもよい流れにもっていく。


、という一種の営業心理術です。

そこで得た時間は、さらに他者が自分に貢献したいと思ってくれるように振る舞う時間に充てるわけです。

私がそれなりの功績を残せた最大の要因はここにあると思っています。

営業系の啓発本のようになってしまうので余談はここまでにしますが。。
(現在ビジネス書籍で営業術に関する本を執筆中です!)

なので大手ハウスメーカー時代には


最優秀現場監督賞連続受賞


を始め数々の功績を残すことが出来ました。

晩年の住宅営業マン時代
(※CP3で綴りますので乞うご期待!)

CP2の今回と同じく超パワハラ上司の下に配属され苦悩の連続でした。。

疲弊した日々に耐え抜いたあげく初年度の年収は300万円。。

何度も退職を考えた時もありました。

しかし虎視眈々とあらゆることに目配りをし、

さらには今まで培った処世術を生かし転職3年目にして遂に


年収2000万円のカリスマ住宅営業マン


へと昇り詰めました。
(CP3に入ってからのエッセイで綴ります)

なぜカリスマかというと


ほぼノー残業で年収2000万円を達成


しているからです。

ということで、、

このベンチャー企業へ転職してきて8カ月、

長井所長のパワハラやその他あらゆる負の事象に対して

質実剛健かつ虎視眈々と良好な人間関係を構築させてきました。

どんなに辛くてもそんな自分のイメージを保つように日々努力してきました。


しかし、、


本日の孫娘の乱入によって、、


トラさんて真面目そうに見えて実はヤルことヤッテたんだ!


とか、、


綺麗なお客様とこんな関係なんてスミにおけないなあ!


、といったマイナスイメージや、

要らぬ詮索をされてしまう要因が出来てしまいました。。

実際のところ孫娘と男女の関係は無かった訳ですが、、

酔っぱらった孫娘の私への接し方が、あたかも


何か深い関係があるのでは?


と誤解を招くような言動を連発したためそう思われても仕方がない状況となってしまいました。。

まあ、、実際に私はオンナ好きか?

と聞かれれば、、


綺麗な女性にはスゴク弱いです!


と心の中では即答出来ます。
(健全な男性であればみんなそうだとは思いますけど(^^;))

ただ、、

先の理由で自分が周りから見られるイメージを大切にしていたので今回はかなり自己嫌悪に陥っていました。

真面目で質実剛健なイメージからキャラ変更?!

そうはいっても、、

それからの私は、


あんなモデル風のお客さんと二人キリで飲みにいったりして隅に置けない


といったイメージが定着してしまいました。。

まあ、、そうなってしまったらそれはそれで仕方無いので、

少し気さくなキャラに変更して孫娘の話題になった時は、


<私、>
「いや~あ、、
ホントに綺麗なお孫さんなんですが私のことを気に入ってくれたみたいで。。
私もオトコですからあんな美女から誘われたら断れないですよね。。
お互い独身同士だから特に問題無いですしね~、、
まあ、、
彼女が私をオトコとして見てくれているかは疑問ですけど。。」


などと軽くあしらって孫娘のことを少しづつ忘れさせていくようにもっていきました。

今回の飲み会の一連の出来事のオカゲもあって、

いい意味で私は営業所での地位を確立することが出来ました。

しかしこの2か月以内に再度月間合計契約金額300万円を超えないと私の達成は無効となってしまいます。

なので私はその翌日から自分の担当エリアのOB客や案件を整理して戦闘体制?を整えていきました。

数日間のうちに私の担当エリアからいくつかの案件が上ってきました。

しかし、、

私のもらったエリアはハズレエリアのためゴミ案件ばかりでした。。


これじゃあ担当エリアを持ってなかった時と状況が全然変わってね~よ。。


と心の中でつぶやきながら大きな不安を感じていました。

網戸の張替、

畳の交換、

水栓からの水漏れ補修、

浴室のカビの除去、、

、と、相変わらずゴミ案件の応酬が続いていました。

そんな中、

サッシ(窓)のガラスをペアガラスに交換したいという案件に行きました。

この案件も特にオイシイ案件ではありません。

しかしいつものゴミ案件よりはだいぶマシだったので


交換個所が多ければ契約金額100万近くいくかもなあ、、


などと淡い期待を抱いていました。

その依頼主の松本様(仮名)の住所に到着すると、

大きな家が2棟並んで建っていました。

しかもどちらの表札にも


【松本】


と印字されていました。


どっちの松本さんが今回のお客さんなんだろう。。


、と、どちらのお宅の呼び鈴を押すべきかしばし考えていました。

ここで新たなる展開が待っていました。

次回>>第37話に続きます。

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