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こんにちわ。トラジロウです!

前回>>第62話からの続きです。

日建学院(一級建築士資格学校)で同じクラスの中山工務店の息子から工事を請けてもよいという電話がありました。

しかし彼は大変毒々しいオーラがあり素直に信用することが出来ませんでした。

こちらの弱みに付け込んで高額の工事費を最後になって請求される可能性もあります。

私はそんな中山からの電話に戸惑っていました。




中山工務店が今回の工事を受諾した理由

<中山>
「今回の工事だけどウチで請けてやるよ!」

<私、>
「ええっ!?
、、突然どうしたの?
この前金額が安いって言ってたよね?
だから厳しいと思ってたんだけど。。」

<中山>
「まあな。。
確かに儲かりそうな仕事じゃないと思ったよ。
でも赤字ってほどでもね~し、、
唯一日建学院(一級建築士資格学校)での友達だから、、
たまにはボランティアもアリかなって思ってさ!」


ボランティアって。。失礼な!

ちゃんと積算してるから安くはないだろ!

と私は内心そうつぶやきましたが、、

しかし窮地に追い込まれた今の状態で彼は唯一の救世主なわけです。

とにかく話しを進めるしかありません。

<私、>
「よし!わかった!
ありがとう!
じゃあ早速ウチの会社に来て業者登録と所長面談をしてもらえないかな!」

<中山>
「いや~、、面倒くせ~よ!
ウチの会社は住友不動産の【新築そっくりさん】で全改装リフォームを何度もやってる。
だから実績は全然あるし施工事例とか渡すからそれで何とかしろよ!
わざわざトラジロウの上司と面談してる時間はね~よ!」

ということで、、

その日の日建学院(一級建築士資格学校)授業終了後に業者登録用紙等に記入と捺印をしてもらいました。

さらに中山工務店の会社案内や資料、住友不動産の【新築そっくりさん】での実績がわかる施工事例を受け取りました。

ふと、、私はあることに気づいて質問をしました。

<私、>
「そういえば、、
コンクリートの解体とか出来る業者知らない?
中山君はゼネコンで現場監督をやってるんだよね?」

<中山>
「しょうがね~なあ。。
どうせ業者を確保出来ないだろうって思ってたから、、
ウチのゼネコンに所属してる解体屋に話しをしといた!
でも墨出しとか図面とかの段取りは全部オマエがやれよ!
そこまではオレも出来ね~ぞ!」

なんと、、あれほど自分の勤務先の業者を絡めたくないと言っていたはずが、、

自ら業者を連れてきてコンクリート解体などの面倒くさい工事も請けてくれることになりました。

<私、>
「中山君、ありがとう。
もちろん図面で解体部分の指示や墨出しは俺がやるよ!
でも、、あんなに自分の勤務先は絡めたくないって言ってたのに。。
助かるよ!ほんとにありがとう!」


ということで止まっていた時間がようやく動き出しました。

もちろん中山工務店とは仕事をしたことが無いのでこれで安心というわけにはいきませんが。。

絶対絶命のピンチだったのが大きく前進したことだけは確かでした。

あとは長井所長に業者登録の申請をしなければなりません。

弊社では業者登録申請をして所属長と本社の承認が下りないと業者として使えません。

長井所長は最近ではあまり私に意地悪をしてきませんが、、

今回の業者登録で何か面倒なことを言ってくる可能性はあります。

翌日私は直接長井所長の席の前に行きました。

<私、>
「長井所長!ちょっとよろしいでしょうか?
実は松本邸に入れる業者を見つけました。
なので業者登録をさせてもらってよろしいでしょうか?」

<長井所長>
「何だと!?
どこで見つけたんだ?
オレも探しまくったけど見つけられなかったぞ?」


その時私は一瞬戸惑いました。

なぜなら当時私は日建学院(一級建築士資格学校)に通っていることを内緒にしていたからです。

たぶんその理由はサラリーマン読者の皆さんならわかると思います。

もし日建学院(一級建築士資格学校)に通っていることを会社に知られたら足を引っ張られてしまうからです。

そんなことしてる場合かよ!

もっと営業数字を伸ばせるだろ!

リフォームの営業マンに一級建築士必要か?

、などと言われてしまうでしょう。
(少なくとも良い印象は持たれないでしょう。)

特に長井所長は絶対に攻撃してくることは分かっていました。

なので私は、

<私、>
「ええ、実は、ここに転職する前の、、
前職の大手ハウスメーカー時代の業者でして。。」

<長井所長>
「ホントか?大丈夫なんだろうなあ?
何か実績とか資料とかないのか?
もう業者登録申請用紙に記入してもらってるのか?」

<私、>
「はいっ!そこは大丈夫です。
あの有名な住友不動産の【新築そっくりさん】の一括業者をやってます。
これがその施工事例や会社案内です。
中山工務店という結構ちゃんとした会社です。
すでに3人組の優秀な大工さんを確保してもらってます。」

長井所長はその資料一式をパラパラっと確認しました。

<長井所長>
「わかった。
まあ、、もう時間が無い。
最後の切り札ってヤツだな!
オマエもホントにシブトイっていうか粘り強いっていうか。。
これで転職しないですんだな!
とにかく話を進めろ!
そして7月末の引渡しを厳守しろ!」


ということで長井所長の承認もおりました。

中山が私を助けてくれた本当の理由

晴れて業者登録が完了しました。

工程表もようやく作成することが出来ました。

しかし中山工務店の中山君に対して私はまだ不安を感じていました。

何か裏があるのでは?と未だに疑ってしまう私がいました。

なぜ中山君が私に協力的なのかわかりませんでした。

前回打合せした日建学院(一級建築士資格学校)の近くのジョナサンで中山君と今回の工事に関する具体的な打合せを行いました。

<中山>
「オマエんとこの所長の承認はおりたのか?
今日正式に工事発注書を例の大工に送って業務確定しないと他の仕事を入れられちゃうぞ?」

<私、>
「心配かけてすまない。。
もう大丈夫だ!ちゃんと業者登録も出来たし中山工務店の実績も伝えた!
でも住友不動産の【新築そっくりさん】って有名だから所長もそこでやってる工務店なら大丈夫だって言ってたよ!」

<中山>
「まあな!だけど最近じゃあ結構カネを値切られたりとか、、
着工後に追加工事を一杯やらされたのに追加費用を貰えないとか。。
ちょっと最近トラブルが続いてたからな。
俺たちはカネさえ満足に貰えれば現場はキッチリおさめんだよ!」

強い口調で言い放ったあと不敵な笑みを浮かべる中山君に対して私は問いかけました。

<私、>
「中山君って、、
ホントに相当な合理主義者だと思うけど。。
いやっ、、悪い意味じゃ無くてね。。
すごくキッチリしてるっていうか。。
だから正直最初は心配だったんだけど、
でも何でオレに協力してくれるのか教えてほしい。
面倒なコンクリート工事も中山君のとこの業者を段取りしてくれたり。。」

<中山>
「ぶっちゃけ俺ってトッツキにくいだろ?
だから今まで友達って呼べるヤツなんてほとんどいなかった。
オレはそれでも全然かまわない。
だけど最初にトラジロウと飲みにいった時、
理由は分からね~けど、、
今まで悩んでた家族や仕事のこととか。。
珍しくずっと喋っちゃったんだよね。」

<私、>
「確かに、、あの時はオレにいっぱい悩みを打ち明けてくれたよね?
結局、オレの現場のことは1時間も話してないよ。
あとは全部中山君の相談というか、、
悩みを聞いてた感じだったよね。」

<中山>
「いやっ、トラジロウ!
それってスゴイことなんだ!!
今までこんなに自分のことを赤裸々に話したことなんてなかった。
それと同時にオレはすごく感心した!
オレの他愛もない話しを親身になってなぜこんなに聞けるんだろうって。。
トラジロウってスゴイと思った!」

<私、>
「まあ、、
それはオレの持ち前の性格ってとこもあるけど。。
中山君にお願いをするわけだからオレも中山君のことは知らなきゃいけないし。
とにかく親身になって話しを聞くってことがオレのポリシーだ!
それはお客様だけでなく大切な仲間も含めて全部そうだ!
そして話しを聞く以上は誠心誠意しっかりと傾聴し、客観的なアドバイスを心掛けてる。」

<中山>
「なるほど、、納得いったよ!
最近オヤジの会社を継ぐために経営者セミナーで営業のこととか勉強してるんだけど。。
今回トラジロウの【傾聴力】を実際に生で体験できてセミナーで言ってたことが始めてよく理解できた!
実際、本当に気持ちよく長時間自分のことを話させてもらった!
だから今度はオレがトラジロウに協力する番だ!」


営業心理学ではこれを返報性の原理といったりします。

商談の初期段階で営業マンはお客様の話しをとにかく傾聴します。

するとそれに対してお客様が

私の話しを親身になって聞いてくれたから今度は営業マンの話を聞いてもいいよ!

となり、こちらの営業トークをスムーズに受け入れてもらえるというわけです。

トップ営業マンと言われる人たちは教えられなくてもこういった流れが自然にできています。

私も特に戦略的意図でやっているわけではないですが、、

自然にこういった感じでいろんな人に接してきました。

前置きが長くなりましたが次回いよいよ工事着工です。

次回>>第64話に続きます。

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