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こんにちわ。トラジロウです!

前回>>第72話からの続きです。

3カ月で2回もの月間営業成績1位を獲得した私。

一方で転職オファーを受けて大変迷っていましたが。。

結局、私はこの会社を辞めずに続けることにしました。

私はこの会社での地位を着実に確立していました。

そのため以前ほど長井所長も私を攻撃してこなくなりました。




短工期でのマンション改装工事依頼

ある日の午後、

私は超大型現場の松本邸で大工の源さんと打合せをしていました。

すると私の携帯が鳴りました。

東京西営業所からでした。


<私、>
「ハイっ!トラジロウです!」

<杉崎事務員>
「トラさんっ!お忙しいところすみません。
お客様対応をお願いします。
今、直接お電話がありまして、、」


今回の問合せはマンション改装工事を予定しているお客様からでした。

中古マンションを購入して再来月には引越したいとのことでした。

<杉崎事務員>
「、、でも、、ちょっと、、
変わってるというか。。
すごく切羽詰まったような、、
何か追い詰められたような感じでした。
何でかはわからないんですけど。。」

<私、>
「、えっ?!、どういうことですか?
それって変なお客さんってことですか?
あまりヤバそうなお客さんだったらちょっとイヤですね。。
でも、、まあ、、
弊社に直接依頼してきているわけだから。。
折り返ししないといけませんよね。」

<杉崎事務員>
「すみません。。じゃあトラさん、
対応してもらっていいですか?
岩柳様(仮名)という女性のお客様です。
電話番号を言いますね!
090-2788、、、、」


ということで、、

私はその岩柳さんというお客様に電話しました。

10コールくらい鳴らしてみましたが出ません。。

あまりシツコク鳴らすのもよくないので切ろうとしたその瞬間!


<岩柳様>
「、、もしもしっ?!。。
だっ、、誰?!
。。。。。。。。」


なんだ?!、、この人なんか変だけど。。

何かに怯えているような。。


私は一瞬でイヤな印象を受けました。

リフォーム改装工事は契約してからがスタートです。

特にお客様との意思疎通や信頼関係は重要です。

なので我々リフォーム業者側もヤバイお客様とは契約をしたくないわけです。

電話の声から40歳くらいの女性のように感じましたが。。

この女性客の電話口からの感じから、

私は何らかの危険なニオイを感じました。

この段階ではどう危険なのかは説明出来ませんが。。

ただ、、出来れば他の営業マンに変って欲しいような気持になりました。

しかし私の担当エリアからお電話を頂いたお客様です。

そのため他の営業マンに振るわけにはいきません。

私は問いかけました。

<私、>
「岩柳様、お電話ありがとうございます。
担当のトラジロウと申します。
急ぎでマンションの改装工事をご希望とのことですが、
まずは現地を見せて頂いていろいろと写真や寸法を取ったりなどしたいのですが。。」


という感じで現地調査が可能な日程を聞きました。

すると、、

<岩柳様>
「ああ、、新光クリエイト、さん、??
現地を見たいっていうんでしょ?
とにかく私たち急いでるんで。。
今日とか来れますか?」


文章で書き表すのは大変難しいのですが、、

本当に息絶えそうなカボソイ声で、、

かつ何か思いつめたような。。


あ~あ、、会う前から何だかイヤな予感が。。

何なんだろう。。ちょっと普通じゃないような。。


すごく重い気持ちになってしまった私。。

しかし行くしかありません。

<私、>
「わかりました。
急ぎとのことでしたら早いほうが良いですよね?
それでは本日の夕方以降でも大丈夫ですか?」


ということで、、

私はその日の夕方18:30に岩柳様の現地へ行くことになりました。

悲壮感漂う母と娘

いったいこの岩柳さんってどういう人なのか?

私は一日中その岩柳さんというお客さんのことが頭から離れませんでした。

われわれ営業マンはお客様をしっかりと見極めなければなりません。

例えばヤクザとかクレーマーとか、、

お年寄りで意思疎通の出来ない人。

実際に工事する資金が無い人。

など、、

はっきりとそのような事情を確認出来れば、

不適格顧客の排除

ということでこちらから断る場合もあります。

しかし今回はそういったケースとは違います。

そうこうしているうちに、、

私は岩柳さんが中古で購入した光栄マンション(仮名)に到着しました。

そしてエレベーターを使って604号室の前に着きました。

インターフォンを鳴らすと岩柳さんが出て来ました。

<私、>
「はじめまして!こんにちわ。
ワタクシ新光クリエイトのトラジロウと申します。」

といって名刺を差し出しました。

すると岩柳さんは黙って私の名刺を受け取りました。

そしてそのまま奥のリビングのほうに引き返していきました。

あわてて私は、、

<私、>
「、、あっ、、すみません。。
中に入らせて頂いてもよろしいでしょうか?」

と聞くと、、

数秒して、奥の方から、


<岩柳様>
「どうぞ。」


と短く返答がありました。

私は中に入ってリビングのところまで行きました。

するとそこには40歳位の岩柳さんと高校生?位の娘さんがひっそりと座っていました。

何かこれって母と娘の二人って感じだなあ。。

すごい悲壮感が漂ってるんだけど。。

何となく私は岩柳さんのことがわかってきました。

その後、口数の少なかった岩柳さんも私の持ち前のコミュ力によって少しずつ話をするようになりました。

工事を行うための厳しい条件

岩柳さんは推定年齢38歳から42歳位と思われました。

高校生の娘さんと二人家族ということでした。

離婚したのかどうかを聞くことはもちろん出来ませんから理由はわかりません。

死別したのかもしれません。

いずれにしても、

今回中古で購入した光栄マンションに

再来月には絶対に引っ越したい

とのことでした。

理由は現在の賃貸住宅の退去期限が再来月末までだからでした。

高校生の娘さんも不思議な人でした。。

岩柳さんの横に黙って座っているだけで一言も言葉を発しませんでした。

私に何か訴えかけるような目線を常に浴びせていたのが印象的でした。

そしてどこか悲し気な、、

寂しそうな、、

まあ、、母と娘の二人きりで、、

しかも母親の岩柳さんはちょっとウツっぽい感じでした。

なので感情の起伏が激しいんだろうなあ、、という印象を受けました。

私と話をしている時も、、

熱くなると声を突然荒げるシーンがありました。

なので娘はちょっと母親に対して怯えているような、、

あまり余計なことは言えなくなってしまったのかもしれません。

現場調査と写真撮影を終えて今回のリフォームの要望を聞きました。

そして最後に、岩柳さんがひっそりと話をしてきました。


<岩柳さん>
「わるいんですが、、
何社か見積りに来てもらってまして。。
だからいくつか分かっていることがあります。
このマンションは工事をするための条件がすごく厳しいらしいです。」


といって私に書類を差し出してきました。

それはマンションの管理規約や工事申請書などの書類でした。

それを受け取って内容を確認した私は驚きました。


<私、>
「えっ?!。。
前後左右ナナメの全ての世帯へ事前工事説明かつ署名と捺印を取得するって。。
これって相当厳しくないですか?!」


私は驚きました。

岩柳さんは604号室です。

なので、

【705、704、703、603、605、505、506、504】

の合計8世帯全てから工事承諾書に署名捺印を取得しなければなりません。

しかも必ずお客様と工事担当者が同行して工事内容の説明を行うと書かれていました。

通常、そうはいってもどうしても無理な場合は3回訪問して書類をポストに入れるなど。。

何らかの救済処置があったりするのですが、

この光栄マンションでは

一切の救済処置が無く全世帯取得必須

とのことでした。

すでに見積りを行った業者が調べているため間違いなさそうでした。

8世帯全部取得するって厳しいだろ!

こんな厳しい管理規約って見たことないぞ?!

今回のリフォーム工事は最低でも3週間はかかります。

なので逆算すると、、

大至急8世帯全ての工事承諾書を取得して工事申請書を提出し、

管理組合の承認が再来月の月初までに承認されなければなりません。

もちろん、、やってみなければ分からないとはいえ。。


どう考えても厳しいだろ。。

、、っていうか99%無理。。


次回>>第74話に続きます。

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