こんにちわ。トラジロウです!
前回>>第➆話からの続きです。
転職して約4カ月が経過しました。
意を決して大手企業を退職し、このベンチャー企業へ転職してきた当初のモチベーションはだいぶ薄れてしまいました。。
未だに私は担当エリアを持たせてもらえず、網戸の貼り替えなどのゴミ反響に追われ夢も希望も無い日々を過ごしています。
さらに何かにつけて罵倒をあびせられたり、、
嫌がらせのようなシゴキにあったり、、
、と理不尽な日々が続いています。
そんな中、先輩営業マンの上田さんがキッチンと浴室改装工事の反響を私に譲ってくれました。
想定売上金額200万円超えの好反響の行方
やはり見ている人は見てくれてるんだなあ、、
転職してきてから今まで理不尽さに耐え実直に頑張ってきてよかった!
と思える出来事がありました。
前回>>第➆話での話しですが、、
上田営業マンが自分のエリアの好反響を私に譲ってくれたのです。
そして私と上田営業マンは翌日に迫った好反響のお客様宅への訪問の事前打合せをしていました。
すると突然、、長井所長が現れ、、
<長井所長>
「オイッ!トラジロウ!明日はオマエ何をやる予定だ!」
<私、>
「はい。明日は上田さんと同行でキッチンとお風呂の改装工事の反響に行く予定です。」
、、すると長井所長の顔色が変わりました。
<長井所長>
「オイッ!上田!
何でオマエのエリアの反響をトラジロウがやるんだ!
オマエがやれッ!
コイツに100万円以上の反響はまだ早い!
取りこぼしたらどうすんだ!」
<上田営業マン>
「しかし、、長井所長。。
トラジロウさんは建築経験者どころか建築のプロです!
いつも一生懸命イヤな顔一つしないでモクモクとゴミ反響を対応する姿に私も少々刺激を受けました!
いい加減にまともな反響をやらせてあげたらどうですか?
なぜトラジロウさんにそんなに強くアタルんですか?!」
すると長井所長は烈火のごとく怒りだし、、
<長井所長>
「オイッ!上田!何言ってんだコノ野郎!
オマエのエリアを剥奪するぞ!
またイチからトラジロウたちと一緒にゴミ反響やるか?
オレに逆らうなよッ!」
しかし黙ったまま納得のいかない表情で長井所長を睨み返す上田営業マン。。
、、そして営業所内は最悪の雰囲気に。。
そこで私は大きな声で割って入りました。
<私、>
「長井所長!
大変申し訳ありません!
明日は長井所長の指示に従わせて頂きます!
そして上田さん!お気遣いありがとうございました!
それと私に関わったために大変ご迷惑をおかけしてしまいまして
誠に申し訳ございません!」
ずっと理不尽なことをされてきた怒りと上田営業マンを結果的に巻き込んでしまって申し訳ない思いと、、
何だかよくわかりませんが、、
とにかく少々キレてしまった私は営業所内に響き渡るような大声で叫びました。
ふざけやがって!首にすんならしてみやがれ!
、、と心の中で呟きながら。。
この好反響を契約すればようやく私も担当エリアが持てるかもしれない。。
、、という夢はパワハラ長井所長によって無残にも打ち砕かれてしまいました。。
どんなに理不尽な仕打ちをされても一切顔に出さずモクモクと4カ月間ヒタムキに頑張ってきた私。
そしてどんなに辛くても自分から周りに声を掛けて率先して営業所内の仕事をイヤな顔一つせずにやってきました。
その私の突然の豹変ぶりに、さすがの長井所長も少々圧倒された様子でした。
ただ感情に流されてこういった態度を取った訳ではありません。
ここ4カ月間とにかくヒタムキに頑張っていたオカゲで、長井所長以外の営業マンたちからはかなりの好感度を得ていました。
そして長井所長のパワハラや理不尽なシゴキなどにかなりの批判と私への同情の声が上がり始めていました。
なので、そういった一連の流れを汲んだ私は一発釘を刺す意味でこういった
揺さ振り
をかけてみた訳です。
それはそうと、、
結局この好反響の話しは流れてしまいました。。
わずかな希望の光を失い、、
担当エリアを持てるかもという夢は砕け散り。。
再び非合理的な営業活動の日々は続いていきました。
私の精神的主柱!柏木さんの存在
同じような時期にこのベンチャー企業へ転職就職してきた同期たちの中で担当エリアを持っていないのは遂に私と柏木さんだけとなりました。
柏木さんはもうすぐ50歳のやさしいオジサンで建築は全くの未経験です。
さらに心臓に持病をかかえていて勤務にはいろいろと制約があります。
しかし、転職の際にそれを言うと面接が通らないため柏木さんは心臓病のことを隠して就職(転職)してきている訳です。
まあ、、それを長井所長が知っているのかは不明ですが、、
長井所長はそんな柏木さんのことは全く相手にしておらず、その扱いは目を覆うほどでした。。
ある日柏木さんが私に話してくれました。
<柏木さん>
「トラジロウさん、、自身もイヤな思いを一杯していて辛いはずなのに、、
いつも私に気を使ってくださり本当にありがとうございます。
私はこのベンチャー企業へ転職して7カ月経ちました。。
でも、、私は年齢も体調も、、さらに建築業界未経験で全く知識がありません。。」
<私、>
「、、何を言ってるんですか?柏木さん。。
私にとって人生の大先輩で存在感の大きな柏木さんは精神的主柱です!
ゴミ反響を私よりも長い間一人でコナシテいてスゴク大変だったと思いますし、、
年令や体調や、、そういったハンデがありながら後輩でズッと年下の私にも常にやさしく親切に接してくれて感謝してます!」
<柏木さん>
「実際この会社って外交員報酬的な給与体系だから7カ月間も基本給の15万が続くとウチは子供もまだ小さいので生活出来ないんです。。」
<私、>
「、、、、、。。。」
私は返す言葉もなくウツむいていました。。
<柏木さん>
「新人社員の最長猶予期間が今月で終りを迎えます。
私は一度も基準達成売上げの一か月300万円を超えていないので、
来月から基本給がわずか8万円になってしまいます。
もちろん網戸の貼り換えとかゴミ反響しかやってないので歩合はせいぜい一か月3~4万円とわずかしかありません。
、、もう全てが限界なんです。。」
私は新人猶予期間7カ月を超えると給料が8万円になることは事務の杉崎さんから聞いて知っていました。
(入社時の会社説明資料にこの事は一切記載無し)
もちろんそれまでに一か月でも売上300万円を超える月があれば免除となりますが、、
私も柏木さんも担当エリアを持っていないので浴室やキッチンの改装工事・屋根外壁塗装工事などの100万円以上の売上が見込める反響(リフォームのネタ)を獲得出来る可能性はほぼありません。。
小さいゴミ反響を一か月に20~30件くらい契約してますが合計してもせいぜい100万円くらいです。。
起死回生?!、、の一本の電話
そんな話を柏木さんとしながら意気消沈していると、、
事務の杉崎さんの電話している声が聞こえてきました。
<杉崎さん>
「ハイッ!承知致しました。
それではトラジロウに御伝え致しますね!
お電話ありがとうございました。」
なんだろう。。オレの名前が出てたけど。。
するとニコやかな表情で事務の杉崎さんがやってきました。
<杉崎さん>
「トラジロウさん。石井さん(仮名)っていうお客さん覚えてます?
何か以前電話で話したって言ってましたけど。。
結構年輩のオジイ様でしたね。
そうそう、、何だか仙人みたいな感じかなあ。。」
すぐには思い出せず杉崎さんから詳細を聞いていくと、、
<私、>
「ああッ!!
思い出した!
この間テレアポしまくった時に話したオジイちゃんだ!
たしかにノホホンとしてて仙人っぽい雰囲気だった!」
、、ということで私はさっさくそのオジイちゃんに電話しました。
最初に家族の誰か?が出て要件を伝えるとすぐにその石井さん(そのオジイさん)が電話に出て来ました。
<私、>
「先日は突然のお電話にもかかわらずいろいろとお話し頂きましてありがとうございました。
折り返しお電話いただけて大変うれしいです。
どのようなご用件でしょうか?」
<石井さん>
「ああ、、トラジロウさん。。ありがとねえ。。
ウチの家だいぶ大きいんだけど外壁とか屋根とか、、
あと中もいろいろ考えてて相談したいんだよね?
今度お会いできる日はありますか?」
<私、>
「もちろんです!
明日でも明後日でも、、
今の私は大きな物件を持ってないので時間的には融通が利きますよ!
いつになさいますか?」
、、ということでトントン拍子に話は進み、、
翌日の午後2時にご自宅にお伺いするこにとなりました。
ついに想定金額が軽く100万円以上(もしかしたら1000万以上)の大型案件をゲットした私。
でも仙人みたいな雰囲気の人だよなあ、、
いよいよ私は大型物件を契約して担当エリアを持てるのか?
次回>>第➈話に続きます。
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