こんにちわ。トラジロウです!
前回>>第➇話からの続きです。
大手企業退職から少数精鋭ベンチャー企業へ転職して早4カ月が経過!
パワハラ長井所長からのあらゆる嫌がらせやシゴキのせいで毎日無駄に忙しい日々を送っています。
しかし先日のテレアポのお客様から折り返し電話を頂き現地調査に行くことになりました。
今回のこのベンチャー企業への転職は最終的に成功か?失敗か?
どんなに劣勢に立たされても常にプラス思考で自ら成功への道を切り拓いていくしかありません。。
テレアポ営業から獲得したオジイさんの家へ!
翌日の14:00に私は仙人のような雰囲気を持つ石井さん(仮名)というオジイさんの家を訪ねました。
このオジイさんとは電話でしか話したことがないので会うのは今回が初めてです。
私は教えてもらった住所の前に到着しました。
するとそこには塀の奥が見えないような大きな敷地が広がっていました。
なんじゃコリャッ!マジでここがあの仙人ジイさんの家?!めちゃデカいんだけど。。
、、あまりの立派な豪邸に驚いてしまいました。。
もしこの豪邸を外壁・屋根塗装も含めて全部リフォームしたら3000万以上はかかりそうな、、
というか想像つかないくらいの大規模リフォームになってしまいます。。
それはそれでまた大きな不安を感じます。。
私はこのベンチャー企業へ転職(再就職)してきてから最高でも30万円くらいの工事請負契約しか交わしたことがありません。。
なので、、
いきなり大規模で高額な全改装工事を受注するのは怖いです。。
住宅のリフォーム工事含めて建築の工事請負契約には
「負」
と言う文字が入っており、
建築・住宅業界ではよく言われる話ですが、
工事請負契約とは請け負った瞬間に我々工事請負者側が一度は「負け」たことを意味します。。
一般の人は、
「契約が取れたのに実際は負けってどういうこと?!」
と思われるかもしれませんが。。
建築関連の営業をやっていた人なら周知のことですし、私の言っていることが分かってもらえると思います。。
ようは工事請負契約はゴールではなく、あくまでもスタート地点だということ。さらには、、
契約してからがメチャクチャ大変
だということです。なぜなら、、
完成している商品を実際に見て触って買ってもらう訳では無いからです
余談ですが、住宅・建築業界は
クレーム産業の王様
と言われて毎年絶対的地位を築いています。。(^^;)
、、余談はさておきまして、、
とりあえず私はその仙人オジイさんの家のインターフォンを押しました。
摩訶不思議な仙人オジイさん
インターフォンを押すと女性の声で応答がありました。
そこで私は要件を伝えると、裏口に回るように言われました。
言われた通りその豪邸の裏へ周り、しばらく待っていると、、
ガチャッ!
と裏口のドアが開いてオジイさんが出て来ました。
<私、>
「はじめまして。ワタクシ、お電話でお話しをさせて頂きましたトラジロウと申します!
よろしくお願い致します。」
と言って名刺を渡して深々と頭を下げました。
<仙人ジイさん>
「ああ、、トラジロウさん。。
お電話ではご親切にどうも。
よろしくお願いしますね。」
と言ってやさしい表情で挨拶してくれました。
この仙人のようなオジイさんは推定80才前後と思われ、白髪で仙人のようなやさしいオジイさんといった印象でした。
早速私は、
<私、>
「石井さん、、すごく大きなお家なので私は少々ビックリしてしまったのですが、、
今回のリフォーム工事のご要望はどのような感じでしょうか?」
<仙人ジイさん>
「いろいろと私には構想があってね。。
一応資料とか私のメモとか持ってきたんでファミリーレストランかどこかで打合せをしましょう!
この先にジョナサンがあるのでそこへ行きましょう!」
通常のケースだと、まずは実際に家を見させてもらって写真を撮ったり寸法を図面に落としたりします。
なのでせっかく家まで来ているのに現場を見ずにいきなりファミレスへ行こうと言われ困惑した私は
<私、>
「しかし石井さん。。
実際にお宅を拝見させて頂きながらでないと写真も撮れませんし正確な見積りなど作成できません。。
せっかく伺ってますので実際に家を見ながらではダメでしょうか?」
<仙人ジイさん>
「まあまあ、、中は結構散らかってたりしますんで、、
資料一式持ってきてますので全て分かるようになってますから。。
じゃあジョナサンへ行きましょう!」
、、と言われてしまい、、これ以上
「中に入らせてほしい」
と言うのもどうかと思いジイさんとファミレスへ移動しました。
かみ合わないファミレスでの打合せ
ファミレスに移動した私と仙人ジイさんは、資料を広げて打合せを開始しました。
<仙人ジイさん>
「トラジロウさん。今回全部解体してビルを作ったら相当お金かかりますかね?」
いきなりのブッ飛んだ質問に困惑しながらも私は、
<私、>
「石井さん、、大変申し訳ありません。。
そもそも弊社はリフォーム専門の会社なのでビルを新築したり、、
は出来ません。。
ちなみに私は建築の知識もあるので一つ申し上げますと、、
石井さんのお宅は第一種低層住居専用地域に属してますので基本的にビルのような規模の大きな特殊建築物は建てられません。。」
<仙人ジイさん>
「ああ、、そうですか。。
それでは地下を掘って大きな地下室を2層で作ったら費用はどれくらいかかりますか?」
またしてものブッ飛んだ質問にかなり意気消沈しながらも私は、、
<私、>
「石井さん、、すいません。。ちょっと話が大規模すぎます。。
現状の状態で地下を掘って2層の巨大地下室を作るというのは事実上不可能です。。
石井さんはそもそもリフォームをお考えですか?
それとも新築をお考えなのでしょうか?」
<仙人ジイさん>
「ああ、トラジロウさんゴメンなさいね。。
まだ構想初期段階なのでいろいろと思ったまま質問してしまっただけです。。
気にしないでください。
リフォームの営業マンの方々は新築のことや建築の法律のことなど詳しい人がいなかったんです。
でもトラジロウさんは大手ハウスメーカーで設計もやってらっしゃったとのことですごく詳しいのでつい、、」
確かに私はテレアポ時、このジイさんと話をした時かなり長電話をしました。
なぜならランダムに電話を掛けまくっても出ないかワン切りか、、
といった感じでまともに話しを出来る人がほとんど皆無でした。。
なので話を聞いてくれるこのジイさんにはいろいろと話をしていました。
不可解なファミレスでの打合せを終えて
いろいろと非現実的なジイさんの質問に対応しているうちにあっという間に2時間が経過しました。
夜に営業会議があるため、会社に戻らなくてはならない私はジイさんにそれを伝えました。
<私、>
「石井さん、、大変申し訳ありませんが、、
営業会議がこの後ありますので、、そろそろ戻らないといけません。。
また次回続きをお聞かせください。」
といってお開きとなりました。
その後会計のレジの前に立った私は、
ふと、、あることに気づきました。。
このジイさんは完全にジョナサンの会計を支払うつもりが無い
ということを。。
もちろんお客様との打合せですから私の会社側がお金を支払うのはごく自然といえば自然ですが、、
でも、、今回のケースだとジイさんの希望でジョナサンに来たわけですし、、
(豪邸から推測するにお金持ちのはずですし、、)
何だか少々腑に落ちない感じはありました。。
帰り道の車の中で私はこのジイさんのことをずっと考えていました。
あのジイさん何を考えてるんだろう。。これ以上相手にしていいのだろうか?
次回、またこの摩訶不思議な仙人ジイさんに翻弄されます。。
予想外の展開!>>第➉話に続きます!
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