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 こんにちわ。トラジロウです!

前回>>第37話からの続きです。

ペアガラス交換の見積り依頼で松本邸を訪問した私。

いつも通りお客様目線(素人でも理解できる)の丁寧かつ解りやすい説明を行いました。

すると隣の松本邸(実家)で全面リフォームを検討中なので相談にのってほしいと言われました。

しかしその実家は鉄筋コンクリート造。。

さらに今の私には概算総工事金額など想像もつきません。。

だって、、

この会社に転職してきてから100万円以上の工事を未だにやったことがないわけですから。。




何も語らない頑固オヤジと息子

さっそく松本さんの息子と実家の方へ移動しました。

中に入るとお父様とお母様がリビングのソファーに座っていました。

<松本母>
「こんにちわ!
息子から聞きました。お忙しいところ申し訳ありませんねえ。。
突然もう一軒見てくれとか言われてもご迷惑ですよね?」

<私、>
「初めまして、トラジロウと申します。
いえいえ、、お気遣いなく大丈夫でございます。
息子さんにご評価頂きまして大切な御実家を紹介して頂けるなんて、、
営業冥利につきるというところで感無量でございます。」

、と、少々ご挨拶がてらの雑談をしていると、、

<松本息子>
「オヤジ!、オフクロ!、聞いてくれよ!
オレの家を一年前に新築してから、、
ずっと大丸ハウス(松本邸を建てたハウスメーカー)とモメテルじゃん。。
だけど今日トラジロウさんにいろいろ相談して初めて概要が分かってきたよ!
アイツら、、ほんとトボケやがって。。
確認申請時の敷地面積が実際よりも小さく申請されていたり、、
契約当時に図示されていた天井高さが取れなくて2階の子供部屋の天井が低くなったり。。
その想定される理由を我々素人でもわかるように丁寧に教えてくれたんだよ!
今まで大丸ハウスのヤツらと何度も話して全くシックリこなかったのに。。」


ということで息子さんは私を相当気に入ってくれた様子でした。

実際に建築ってホントに難しいところがイッパイあります。。

私はこの会社に転職する前は大手ハウスメーカーで設計士や現場監督を経験しました。
>>大手ハウスメーカー社員体験記を参照ください)

さらに私は建築マニアなところもあるので今回のようなケースは最も得意としていました。

細かい建築基準法の解釈等は割愛させて頂きますが。。
(そこに特化すると気軽に流し読み出来なくなるため(^^;))

そんなこんなで、、

お母様がお茶を出してくれて10分程度雑談をしました。

しかし私は少し気になったことがありました。

それはお父様が終始気難しい顔をして全く話に参加してこないことです。

すごく気難しそうだけど大丈夫なんだろうか?

ただでさえ難しいリフォームなのにクレームになったら最悪なんだけど。。

リフォーム工事の要望を聞いてさらに不安が拡大

高額リフォーム工事は新築注文住宅と同じで

完成物を確認出来ない状態での見なし契約

をする訳です。

例えば、車やスマートフォンを売るのであれば完成品を実際に手に取って確認してもらえます。

なので、

契約前とは話しが違う

というクレームは圧倒的に少ない訳です。

だから、

住宅業界はクレーム産業

と言われています。

少し話しがソレましたが。。

私は松本実家邸のリフォーム要望についてヒヤリングを開始しました。

要所要所を確認しながら全部をヒヤリングするのに2時間以上かかりました。

特にヤバイ項目が、

リビングから屋外に出るサッシを全部大きくしてほしい

という要望です。

サッシ(窓)を大きくするためには壁を壊して開口部を拡大する工事が必要です。

鉄筋コンクリート造の壁をさらに大きく拡大する工事なんて当然ですがやったことがありません。。

うう、、どうしよう?、壁を壊して大丈夫なんだろうか?

しかし、、

<松本息子>
「これってコンクリートの壁を破壊することになりますけど大丈夫ですかねえ?」

<私、>
「はい、原則は大丈夫だと思います。
この建物は壁構造ではなく、ラーメン構造と言いまして柱と梁などの軸組で成り立っています。
ラーメンと言いましても食べるラーメンとは全く関係がありません。

~    中略    ~

なので多少壁を壊しても全体にはそれほど影響しません。
もちろん何もしない方がいいのは明かですが。。」

といった具合で、、

客観的にアドバイスということであれば出来るのですが。。

しかし今回はアドバイスだけではありません。。

まさに私がこの難しいリフォームをやる前提で説明をしているわけです。

う~ん、、ちょっとイキナリ難しすぎるよな~。。

もし契約しても毎晩心配で眠れなそう。。

その後、増築に関しても聞かれました。

<松本息子>
「あと、せっかくなので6畳ほど増築したいのですが大丈夫でしょうか?
10㎡以内の増築であれば確認申請を出さなくても大丈夫と聞いてますが。。」

<私、>
「いえ、、松本様の地域は私の見る限り、
準防火地域という防火の指定のある区域
であると推測されます。
なので例え1㎡であっても増築となれば確認申請が必要になります。
その場合、現在のお家の全体部分に関しても現行の建築基準法に沿うように是正しないといけない可能性があります。
なので、
物理的には可能ですが現実的には不可能
だと思ってください。」

<松本息子>
「え~っ!!
ホントですか?!
大丸ハウスの人が10㎡以下なら大丈夫とか言ってたのに。。
やっぱりアイツら分かってないですね?
さすがトラジロウさん!」

住宅業界の営業マンは必ず懸念事項を先に言え!

、ということで、、

どんどん私への信頼が増していき、、

全く無表情だったお父様が少しづつ柔らかい表情を見せるようになりました。

しかし先に書いたように住宅業界はクレーム産業です。

それを少しでも回避するには懸念事項をしっかりと先に伝えることです。

それによって契約から遠のいてしまう場合もありますが。。

実際、住宅業界の営業マンは懸念事項を正直に言えず、、

イイコトばかり言って契約をしてしまいます。。

結果、契約後にいろいろ発覚してクレームになるケースが大変多いです。

私は今回の松本実家邸の全面リフォームについて意見を述べました。

<私、>
「松本さん、お父様、お母さま。。
ご要望をいろいろと伺って今回のリフォームの概要がわかりました。
そこで私から少しお話しをさせてください。
今回のリフォーム工事は正直大変難易度が高いです。
理由はこの建物が鉄筋コンクリート造であり、壁等の破壊工事も含んでいる全面リフォームだからです。
実際に日本のお家はほとんどが木造住宅です。
そのため他リフォーム会社も今回の工事は大変難しいと内心では思うはずです。
私自身も今回のような工事はこの会社に転職してきてから一度もありません。
正直言うと私も大変難しいと実感しています。
弊社も全部を網羅して契約するには相当な時間や労力がかかると思います。
ですので契約前に分からない懸念事項はシッカリと御伝えさせて頂き、契約後に確定していく流れでお願い致します。
~  後略  ~ 。」


すると今まで一言も口を開かなかったお父様が、、


<松本父>
「ヨシッ!、わかった!!
さすが勝利(息子の名前)が気に入っただけのことはある!
プロであっても難しいと思うところはちゃんと伝える。
お互いの懸念事項は契約前に出し合ってスリ合わせを行う。
私も営業マン畑で来た人間だからすごく言っていることにシックリくる!」

なんと、、お父様からも気に入られてしまった私。。

しかし、仮に松本実家邸を契約した場合、、

工事を担当する職人さんは?

そもそもどうやって積算するの?

、、など、実際にはもっと沢山の懸念事項があるわけです。。

そうは言っても懸念事項ばかり言っていたら単なるダメ営業マンになってしまいます。。

<私、>
「お父様、有難うございます。
確かに住宅業界はクレーム産業です。
そのため私は

お客様とは真実で向き合う、

懸念事項は出来る限り先に伝える

この2つを特に心掛けております。
そういった姿勢を示すことが逆にお客様からの信頼を得られる要因にもなると考えております。
しかし正直なところ、、
私は今大きなプレッシャーを感じております。。」


さあ、、どうやって見積りしよう??


次回>>第39話に続きます。

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